プレス試写で 「カリーナの林檎」 副題で「チェルノブイリの森」と付いた映画を見てきた。
今関あきよし監督の自主制作でロシアのベラルーシにロケして作った映画だ。
チェルノブイリ近辺に生活してきた少女とその家族を主人公にした素晴らしい映画だった。
2003年に撮影されたらしいが、察するに今回の福島の原発の事故で日の眼を見たのかな。
放射能の影響があっても故郷を離れたくないカリーナという8歳の少女を通しての命、生活を丁寧に描いていて、放射能ってほんとに怖いんだなと考えさせられる映画だった。
少女が大変可愛らしく描かれていて、その可愛らしさが観客に放射能を憎む気持ちを増幅させる。
この監督の少女の描き方抜群に上手くて、おそらくホームビデオで撮影されてるのだろうけど、そんなことは気にならないくらい映画の中で魅力的に描かれていた。
みんなに見て欲しい映画だ。11月新宿シネマートで封切りらしい。