「地の目を取る」のは何故必要? | Fillty sewing room

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<東京品川 一人ひとりの似合うを叶えるオーダーメイド服&オリジナル診断>

こんにちは。

 

未来を創り出す女性をスタイルアップさせる

婦人服オーダーマイスターの深田恭美です。

 

 

洋裁教室で生徒様が洋服を作るときには

生地の裁断から始めますが、

私の中では一番と言っていいほど

慎重になるのは

「地の目(生地が織られた方向)」を整えて

ゆがまないようにきちんと置く

作業です。

 

 

皆さん、「そんなにしなくても…」

と言いたげな目でその作業をしていますが、

理由をお話すると必ず納得してくださいます。

 

 

 

 

こんなこと、経験したことありませんか?

 

お土産でいただいたTシャツを

何回か洗っているうちに、

脇線がねじれてきてしまう…

 

 

これは、生地の方向をきちんと整えないで、

生地がゆがんだまま裁断してしまっているからです。

 

 

生地が戻ろうとする力は、

意外に強いもの‼

 

縫ったときはきれいな形になっていても、

生地が本来織られた方向に

戻ろうとしてねじれてきてしまうのです。

 

 

ですから、できるだけ生地の方向を

きちんと整えてからパターンを置いて

裁断するのです。

 

 

今では、皆さん裁断する前に、

地の目をきちんと整えてから

地の目を取って裁断するように

なりました音譜

 

 

せっかく作るのですから、

綺麗に作りたいですものねウインク