みなさま、こんばんは
前回記事の続きです。
ベビーコラーゲン、いったいどれぐらい効果が持続するのか? #1
ベビーコラーゲン、1回目の注入後は、かなり早く減ってしまった印象でしたが、2回目の注入後はどうなったか
はい、2回目注入して1か月半経っていますが、1回目に比べると全然減り方がマシです
追加注入するつもりでいましたが、かなり良い状態で維持できていたので、この日は追加するのを止めました。
もちろんシワの状態や、注入する量などなど諸条件によって、減り方・維持のされ具合にはとても個人差があります。が、概ね、繰り返しの注入によって効果がより長く維持されるようになってきます。
最初と最後を並べてみますね。
目もとをお直しするだけで、かなり若々しくなりましたね。
さらに目もとを拡大してみます。
お写真拡大してじ~っくり見てみてください。
浅いクシャクシャっとしたちりめんジワも浅くなっていますね。
これは、ベビーコラーゲンのコラーゲン産生促進作用、あるいは、私は注入時に極細のマイクロカニューレで皮下浅層を少し広めに剥離しますので、その機械的刺激によるコラーゲン産生促進もあるかと思います。
同じ注入をヒアルロン酸でやってしまうと、後々チンダル現象で青グマになってしまいますし、水分を吸って独特のブヨブヨ感が出ます。
この方は、初回注入時に、ゴルゴラインにヒアルロン酸を同時注入していますが(記事はこちら)、ゴルゴライン(つまり中顔面頬部)の補正は、逆にベビーコラーゲンでは持ち上がらず、ヒアルロン酸が必要になります。
適材適所。
注入テクニックだけでなく、適した製剤を選ぶことも重要なスキルの一つだと思っています。
ベビーコラーゲンに話が戻りますが・・・
1回注入しただけだとやはり減りが早いので、そこで脱落される患者様もいらっしゃいます。
でも、何度か注入を繰り返し、ベビコラの良さを知ってしまわれた患者様のリピート率は激しく高い。
プロ患者様(?)になってこられますと、減る量を見越して「これぐらい多めに」とオーダーをいただくことも(笑)。
注入後に膨らみ過ぎると皆さまご不安になられますので、基本仕上がりは控えめ、控えめにしておりますが、しばらくの間、少し膨らみ過ぎることをご了承いただけますと、さらに持続は良くなると思います。
フィラー注入には内出血・紅斑・アレルギー・血流障害による皮膚障害などのリスクがあります。内出血はベテランの術者がおこなっても、100%避けることはできません。最も注意すべきはフィラーによる血管塞栓(特に動脈塞栓)ですが、塞栓は解剖学の熟知と手技の熟練によって回避することができます。