美容皮膚科医のための専門誌「美容皮膚医学 BEAUTY」
創刊号に引き続き、#2号にも執筆させていただきました(Vol#3にも確か執筆させていただいている・・・?ように思います。)
今回は、ヒアルロン酸の注入:皮下組織というお題で
ヒアルロン酸を浅いところ(真皮内)に注入している限り、安全性は非常に高いのですが、解剖学的加齢変化を反転させるために、現在の流れとして、注入部位が深いところ、深いところ(皮下~骨膜上)になってきています。
皮下深部には、大事な血管・神経が複雑に走行していますので、解剖を熟知し、また手技にも熟練していないと、重大な事故につながることがあります
気軽な気持ちでヒアルロン酸を入れに行ったら、眼動脈に塞栓を起こして目が見えなくなってしまった・・・とか・・・、実際に起こりうるのです。(ちなみに当院は16年間、動脈塞栓ゼロです。)
知識・経験ともに乏しい医師が、見ようみまねで施術を行なっているクリニックが残念ながらまだまたくさんあるのが現状です
価格だけに釣られて、怪しいクリニックには行かれないように・・・(笑)。
あくまでも私の主観ですが、ちゃんとした先生はほとんど派手な広告は出していないです。なぜなら広告なんか出さなくても固定患者さんが付いていますし、口コミで患者さんが増えていくからです。派手な広告費用は、患者様の治療費に上乗せして回収しないといけなくなりますしね・・・。ちなみにうちは広告ゼロです。電話帳も一番ちいこいヤツにしています(笑)。注入に来てくださる患者様はほとんどがご紹介、もしくは最近はブログを熟読してからお越しくださる患者様が多くなりました。数あるクリニックの中から発掘していただいて、嬉しい限りです。