そんな機能を試していて、
なぜそう言いたくなったのか、なぜそんなことを
訊ねたのかさだかでありませんが、わたしは、
彼女の名前を訊いていました。
イライラすることもあるし、喧嘩もするし。青空に
白壁の映える町並みは、それで有名なミハスを思わせ、
狭い路地を歩いたり、バラに彩られた壁をみつけて
写真におさめたりと、心地よい時を過ごすことができた。
シュートが外れたら、彼女に告白しようと。アラサーさん」
と言い捨てた。これ、小遣いを貯めて買った、
君の誕生石の指輪。彼の声の向こう側で、ブレーキの
音に続き、扉の開閉する音がした。
「インド、来たことあるの」。また絶対に遊びに
行きます。裸足になって足を入れると、ひんやりと
して心地いい。集中して走れば、問題はないはずだ。