あたまからつまさきまでまっくろ | 見上げた夜空は星空でいっぱい

見上げた夜空は星空でいっぱい

日常の出来事や考えたことなどを綴っていきます

隣の人物に迷惑をかけない姿勢も考慮している
彼はいつでもいけます、とでもいうように、靴紐をしばっていた。
こりゃ、初めて抱っこしたらかぷって食べてしまうかもしれん。
ところが奇蹟が起きましたよ。


昼間と変わらない湿気が、不快だった。
「サンタさん、あたまからつまさきまでまっくろで、すっかり
どろぼうみたいですよ」「おまえのせいじゃ」。
「そりゃ、そうだけど」「どれ、どんなの作ろうと思っているのさ」 
身を乗り出し、雑誌を覗く。「あの……」 そのときだった。
自問をしても、よく判らない。緊急事態でしょうから四の五の
言っている場合ではありません。


諦めるなら、三日坊主の権化らしく今日が最適だと思われた。
年齢のこと、前科のこと、とりえがないこと――
全てじぶんのせいだ。