ユニバーサルデザイン。
わたしは、
25歳のころ、
「福祉住環境コーディネイター」という資格取得のため、
スクールで学んでいた時に、
ユニバーサルについてを学習しました。
ここでの学びは、
手足や腰に重りをつけて、
80歳以上の人の体力を経験したり、
手すりの位置や、
様々な病気についてを学びましたが、
(とても興味深く勉強になりました)
とくに、
色彩と密接な関係なのが、
ユニバーサルデザインでした。
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ユニバーサルデザイン(Universal Design、UD)とは、
文化・言語・国籍の違い、老若 男女といった差異、
障害・能力の如何を問わずに利用することができる、
施設・製品・情報 の設計(デザイン)をいう。
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つまり、
障がい者専用、とか、
子供専用、とか、
それを超えて、
どんな人にでも使いやすいものは、
結局、
みんなが使いやすいよね。
という発想です。
その中でも、色覚特性について。
色覚特性は、
色の区別がつきにくい先天的な遺伝子異常で、
日本人は男性の5%、
女性の0.2%だと言われています。
が、
世の中全員が、
色の見え方に個性や特性があるので、
何も、
上記の方々だけが色覚特性と位置づけするのは、
違うよね、
ということです。
しかし、
実際、
色覚特性の方は、
特定の色が見えづらいため、
安全表記などには、
細心の注意をせねばなりません。
「読めない」
ということが、悪です。
そのため、
NPO法人CLE協会の、
ベースカラー診断士養成講座の中でも、
色覚特性とユニバーサルデザインに触れています。
誰にとっても、
「読める」
ことは、
とっても大切なことだと思い、
カリキュラムの中に、
簡単な知識として盛り込んでいます。
先日、
色覚特性の方が交通事故をおこしたことで、
裁判がありました。
色覚特性が悪いのではなく、
誰もが安全に暮らせる、
工夫が必要ということです。
そのような事故を防ぐために、
九州産業大学の教授(環境デザイン)が、
ユニバーサルデザインの信号機を、
開発されたそうです。
知識は、
人のために役立てて、
はじめて、
完了するものだと思っています。
人に、社会に、
少しでも貢献できるように、
努力をしたいと、改めて感じました。