去年から、
毎日、毎日、読んでいた小説、
第140回 直木三十五賞受賞作の、
”利休にたずねよ”
作者の、
山本兼一さんが、
肺がんで亡くなられたとニュースで見て、
驚きました。。。(ノ_・。)
山本兼一さんは、
歴史小説でも、
世の中を変えた主役たちの、
その時代の中心となる人物の、
脇役にスポットを当ててらっしゃるところが、
すごく興味をひきます。
お茶の道に生きた千利休が、
なぜ、
豊臣秀吉の怒りに触れ、
切腹を命じられたのか。。。
そこには、
豊臣秀吉には無い、
千利休の、
絶対的な美的センス
と、
絶対的な自分のセンスへの自信
が、
背景にあったり、
千利休の美意識の高さ、
圧巻です。
世を動かすほどの人物が、
美的センスの高い人物を、
1番に、恐れた。
その後、
徳川家康も、
千利休の弟子に、
切腹を命じているんですよね。
それほどに、
美しいもの、
センスの良いもの、
というのは、
人の心を動かし、
捉えるから、
政治や権力で、
人の心を動かし、
捉えてきた者も、
恐れる、
何かがあるんでしょうね。
私は、
千利休の、
自分の美意識への
絶対的な自信、
すごく、
羨ましいです・・・
是非、
読んでみて欲しい本です。