きのうの夜中、

羽田の日航機事故についての検証番組を見ていたら、

その次に「ハートネット」が放送された。

その次に、

「デフ・ボイス」という、

草薙剛くん主演のドラマが放送された。

「ハートネット」は、その番組の特集だった。

 

去年の12月16・17日に放送されていたらしい。

ぜんぜん知らなかった。

聴覚障碍者が容疑者である、

犯罪捜査のために、

聴覚障碍者の手話通訳をする役だ。

出演俳優もほとんどが 聴覚障碍者だ。

 

そこで、

聴覚障碍者への差別に直面する。

障碍者が 容疑者や被告になる時の

困難さ、不平等さが描かれる。

 

ここで、コーダという、

聴覚障碍者を両親に持つ

子どもたちの生き辛さが描かれた。

主人公もコーダだった。

 

健常者として生まれた子は、

コーダになると、

耳が聞こえない両親のために

通訳を受け持つ宿命を背負う。

それは、子どもにとって大きな負担だ。

時には大人の話、

大人世界の話、

両親への苦情も

聞かないといけない。

身体的・時間的な負担だけでなく、

そんな、精神的な負担も背負う。

 

「ヤングケアラー」のことが

やっと社会問題化され、

障碍児の姉妹・兄弟である子どもの

淋しさや負担は可視化されたが、

「コーダ」は初めて知ることだった。

 

キチンと思考すれば、

これもケアラーや障碍児・健常児問題と

同じことなのだが、

なかなか浮上してこなかった。

そういう名称があっても、

一般人は知らなかった。

 

ぜひ言いたいのだが、

「差別はない」

と豪語する者がいること。

 

もしくは

「差別を気にしていたらきりがない」

と、非難すら向けて来る者がいる。

そういう連中は、

怪しげなメンタルケア・マインドフルネスや

ヒーラー、スピリチュアル系、もしくは

スピリチュアルカウンセラー界隈で

目立つのだ。

キチンとした社会的資格を持たずに、

心のカウンセリングや癒しを商売

にしている連中は

ダメだね。

 

「差別と言ったらキリがない」

確かにそうだが、

差別や少数者に目を向け、

関心を持つことで

社会が変化するのは明らかだ。

歴史や社会が証明だ。

そういうことは、

前述の

「商売する連中」には不可能だ。

 

「差別はない」

と決めつけず、

「ある」ことを

前提とすることこそが

「差別撲滅」

人類の幸せに繋がるのだ。

歴史が証明しているのだから。

 

 

 

 

。。。

下、本日一つ目のブログ。