2023年1月8日 — 

ポーランドの助産師・アクティビストである

Justyna Wydrzyńskaさんが

DVを受け望まない妊娠をした女性に

中絶薬を送ったことで、

最高で実刑3年に処せられる可能性があります。


ポーランドで、合法的な中絶を行うことはほぼ不可能で、

女性の中絶を手助けした者は

法律で罰せられる可能性があります。

 

DV被害者である女性から連絡を受けたとき、

被害女性は

中絶のための海外渡航を夫に妨害され続けていて、

すでに妊娠12週近くまで

週数が進んでしまっているため、

海外から中絶薬を発送を

待っている時間もありませんでした。
 

※中絶薬を安全に服用できる目安が原則12週までであるため

そこでJustynaさんは、

危険を冒して女性に自分の持っていた中絶薬を

ポーランド国内から送ることにしました。
DV夫はその中絶薬を見つけ、

女性から薬を取り上げ、

その後Justynaさんを警察に届けました。


Justynaさんに対する裁判は、

女性にDVを加えていたとされる夫が

2度にわたって法廷に現れなかったため、2度延期され、

裁判は今週の2023年1月11日に延期されました。

Justynaさんは、

何の利益も金銭的見返りもなく薬を送っただけなのに、

無許可で薬を違法に「販売」した罪で起訴されています。

 

妻を虐待し、

自分の意志で旅行することを禁じたとされる

男性に対する罰がない一方で、
自分の危険を冒し、

望まない妊娠をしたDV被害者を助けようとしたJustynaさんは

最高で3年の実刑に直面する可能性があります。

 

女性に対する人権侵害と支配的な法律が世界中いたるところにあります。
ポーランドで何が起きているのかを知り、彼女に連帯を示してください!


何かアクションを起こしたいという方、
日本から私たちにできることを、下記に2点ご提案します。


1. こちらから、「Take Action」を選択し、名前とメールアドレスを記入、
by emailを選択すると、フォームから意見を送ることかできます。テンプレができているので、ご自身の情報を入力してそのまま送るのも良いですし、ご自身で編集されるのも良いかと思います。
https://www.amnesty.org.uk/urgent-actions/activist-defending-safe-abortion-risks-jail

 

☆ 内容は以下リンクからも日本語で確認できます!
※フォームから意見を送るのは英語サイトからの方が簡単かと思います。
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/ua/ua/2022ua028.html

 

2. Justynaさんに対する裁判は、1/11の日本時間17時から行われます。
そこで、日本時間の16時~17時に合わせて、Twitterデモを行うことにいたしました。#IamJustyna というハッシュタグを使って呟いてください!
※ 近日中にTwitter(@Protest4ReproJP および @letwomendecide)でも告知します。


また、意見を送ることや署名やハッシュタグをすることに抵抗がある方についても、
この件は日本ではほとんど報道されていないため、
ポーランドで何が起きているかを知っていただけただけでもありがたいです。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。