日本人で元「慰安婦」だった方は なかなか名乗りを上げなかった。

「だから優遇されていた」「だから韓国の被害者は嘘をついている」

という暴論が妄信されている。

その後の調査で 、数名の方が生存されていることと

「慰安所」を出てからの「裕福などではない人生」が

明らかになっている。

 

遊廓女性と「慰安婦」女性に出す料金が「高額」であることを理由に、

「売春婦と慰安婦は裕福だ」という 暴論を吐く輩が多いが、

彼らは「前借金制度」のことを知らない。

親たちに支払われた「借金」の返済のために

遊廓で性を売る女性たちは 身を粉にして働いた。

「平均睡眠時間4時間。平均寿命20代」

という情報もある。

 

借金を返済して、遊廓から解放されても

女性たちの手元に残るお金は わずかだ。

特に「慰安所」では「軍票」という、

軍でしか使うことができない紙幣モドキが使われ、

戦後、日本軍がなくなったので、紙切れになった。

軍票を持ったまま、日本に帰れず亡くなった方もいた。

外国人の「被害者」は、軍票の換金すら不可能な状態だった。

 

日本軍の「慰安婦」だった城田すず子さんは

遊廓から戦場に送られた。

その生い立ち、慰安所にいた経緯、敗戦間際の慰安所の様子、

戦後を、インタビューや「マリヤの賛歌」という書物に残した。

 

1965年に「かにた婦人の家」という、身よりのない女性の施設に入所、

1993年まで、ご自分の思いや人生を、大学ノートに書き続けた。

それらは 2016年にWam(女たちの戦争と平和資料館)に保管された。

 

それらのコピーは閲覧できます。

実物は、ソウル市で2019年に展示されました。

。。。。。。

Wam・女たちの戦争と平和資料館は、

東京都新宿区西早稲田、地下鉄東西線早稲田駅下車

交番前通って右折、「早稲田奉仕園」の敷地の

アバコビルの2階。結婚式場やスタジオのある建物です。

早稲田大学のすぐ近くです。新大久保からも近いです。

キリスト教の教会もあり、外国からの礼拝者もいます。

暴力・暴言・大声・脅迫など、犯罪相当な行動は御止めください。