日本にいる「在日コリアン」という方々が なぜ日本にいるのか?

その答えは、アメブロでも争いになっていました。

宮台真司という都立教授が ラジオで発言したことについて

FBで怒りの投稿が相次ぎました。

私もアメブロで 在日コリアンの方とケンカになったテーマです。

その時も、FBの友人からいろいろアドバイスをいただきましたが、

今回の宮台氏の発言は、社会的影響力も大きいこともあって

友人たちの怒りもひとしおだったようです。

 

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宮台真司都立大教授の実像(その2)「左翼というのはずっと嘘を吐いてきた」。「リベラル」といわれている人間の欺瞞性が露呈。」

・・・つとにおかしいとは思っていたが、

宮台の化けの皮が剥がれた。リベラルを自称しながら歴史修正主義や排外主義に染まる人間が多すぎて、昨今リベラルという言葉を使うことがはばかられるようになった。

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宮台「左翼というのはずっと嘘をついてきたんですよ。 つくる会がそのことを持ちだしたのは、いや、つくる会でなくてもいつか誰かが持ちだしたんです。つまり、在日の方々が大半が強制連行されたかのような虚構を左翼は吹いてきた。一旗揚げるために来たというのが実は大半なんです。・・・・・・・・・URLへ

http://fb90wx.g1.xrea.com/k/p/miya.html

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こんな公文書があるのを宮台は知らぬか。

「朝鮮民情」調査のため朝鮮に出張した内務省職員レポート(復命書)。「内地移住労務者送出家庭の実情」の「動員の実情」(1944年7月31日)

 

「徴用は別として其の他如何なる方法に依るも出動は全く拉致同様な状態である。夜襲、誘

出、其の他の方策を講じて人質的略奪拉致の事例が多くなる」

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以上について、わたしが自分のホームに転載したら、

別の友人から以下の資料を紹介されました。

友人が以前から作っていたブログでした。

 

日本政府が認める朝鮮人強制連行とは応募・官斡旋・徴用のことである

 

 

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宮台氏の発言への反論は、グループでも続きます。

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確かにいわゆる「強制」されてはいない例の方が多数です。

 

しかし、朝鮮人が本国を離れて日本に200万人、満州に350万人も移住していったのは何故だと思いますか?

それは当時の資料から明らかです。

朝鮮総督であった宇垣一成が日本に報告している文書が残っていますが、それによれば

朝鮮人たちの多くが土地を失い、食糧も満足に得られない状況にあり、

宇垣総督は朝鮮人たちにパンを与えるように進言しています。

また当時の半島から日本への米の輸出(移出)記録からも、

朝鮮人に必要な量をはるかに上まわる米が日本に奪われて行ったことがわかります。

それによって莫大な利益を得たのも日本人でした。

つまり多くの朝鮮人たちが、

生きてゆくためには半島から出ていかなくてはならない状況にあったのです。

これを「一旗あげるため」などという事こそ欺瞞に他ならない。

 

実情は「難民」に等しい状態だったのです。

 

これは口で強制しなくても事実上の「強制」じゃありませんか?

 

「別に強制しないから。居たければいてもいいんだよ」。

 

これでも「強制ではない」というんですかね?

私には従軍慰安婦と同じコジツケにしか聴こえません。

「強制したわけじゃない。でも騙して連れてきて帰れなくした」。

 

真実をねじ曲げて「左翼」などという

勝手に捏造した虚像を攻撃して、何が目的なんですかねえ。

 

日帝による朝鮮支配は経済面でとりわけ組織的収奪を広げています。

提示した資料ではなく別の資料によれば、

それまで朝鮮の農地に対して朝鮮人地主がそれなりにいて、

朝鮮人小作人を収奪してきたわけですが、

やがて日帝支配が進むとともに日本人地主の割合が大幅に増えて行き、

収奪の割合も大きくなります。これは当時、

 

日本が作った国策会社「東拓」による組織的収奪です。

そして提示した資料にも明らかなように

年間の収穫高から日本に持ち出されて行った米を差し引けば、

朝鮮人たちの口に入った米の平均値が算出されます。

一人当たりに必要な量に達していないのです。

 

日帝支配を肯定しようとする輩は、

「日本のおかげで朝鮮の農地改革が進み、収穫高が増えた」と自慢する。

しかし収穫高の増加以上に、日本への移出高の方がはるかに多いのです。

この貿易に携わったのも日本人地主たちであり「東拓」です。

東拓は、

当時の日本で天皇家まで含む

大掛かりな出資によって作られた会社であり、朝鮮からの収奪によって莫大な利益を得ていました。

http://www.wayto1945.sakura.ne.jp/KOR10-food.html

 

日本は領土を広げるにつれてこのような支配と収奪を繰り返して来ました。

沖縄、朝鮮、そして台湾、ベトナムへ。至る所で米の増産をさせたのは軍の食糧とするためでした。

最初は本国での収奪から米騒動が起こり、これを鎮めるために、

朝鮮米が必要となりました。

ベトナムでも激しい搾取が行われた結果、ベトナム農民が200万人も餓死したと言われています。

 

上で述べたことは、「中村政則の歴史学」(日本経済評論社 2018年)によっています。

 

梶村秀樹という人の著作が勉強になりますよ。

https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%9D%E9%AE%AE.../dp/4061158600

 

友人より、以上。

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「強制連行」

の実像や全体像については

「強制連行」だけを調べていてはわからない。

講談社 「コリアン世界の旅」

「朝鮮半島植民地化」「創氏改名」、岩波文庫も見ているが

それだけではわからなかった。

なかなか理解できない。

例えば、

「慰安婦問題」 を知ろうとしたら

日本で古代から続いていた、

「奴隷制度」「人身取引」そして

「奉公」 「身売り」の実態まで調べないと判明しない。

それと同じように

同じ在日コリアン間でも

「日本渡航は強制か自分の意思か」で

見解は対立していた。

理由は、 

日本による食料収奪政策を知るか知らないか

によるものだった。

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「一旗あげる」

「夢を描いて」

「日本への憧れ」

それが目的だった人々はまだ

余裕がある人たちだ。

 

日々の糧さえ失った人々は

船に ぎゅうぎゅう詰め込まれても

休みもなく 食べ物も少なくても 言葉がわからなくても

あきらかな「奴隷」であっても、

文句すら言わなかったろう。

言えなかった、選択できなかったのだ。

だから「強制でない」のですか?

 

「強制でない」と言うなら

「追い込み渡航」ですか?

「追い込み漁」ですよ。

もはや人間としては扱っていない。