先日、小林氏に対して

「そちらこそファシスト」「あなたは殺女者だ」

という激しい言葉も投げつけ、

自分ながらいささかキツすぎないかとも思った。

が、「慰安婦問題」「漫画・悪書問題」などの言動を見ると

そして何よりも

「慰安婦問題」で もたらされた結果を考察すると

やはり否定できないものがある。

 

一番問題なのは、

彼が「漫画」という手段を使っていることでもある。

 

上の記事を読んでくださるとご理解できると思うのだけど、

 

フェミニズムと女性自身が「からかい」の対象であり続け

それがまともな議論を阻んでいる。

本来はもっとまじめに じっくり考えてゆくべき

重いテーマであるものが

「漫画化」されることで

「からかいカルチャー」になってしまう。

 

それでも「ビースターズ」みたいな内容ならいいのだが

小林氏のはギャク漫画だ。

何を言ってもギャグ、お笑いになってしまう。

正論でも 対象を笑ってやることで 「下位」にしてしまう。

キチンとした「土俵」は失われてしまう。

 

本来は

権力を持つ者に対してこそ行われる 「風刺」が、

権力を持たない 普通に対等であるはずの相手を

「笑う」。

それは「貶め」であり、「いじり」であり

「いじめ」と化してゆく。

小林よしのり氏は、本来は「風刺」されるべき

「権力側」に立っているのである。

 

小林氏のもうひとつの問題点は

伊藤詩織さんを擁護して

性暴力に理解があるようなふりをすることだ。

 

何事も中途半端な理解だ。