解説: 2002年、北朝鮮による拉致問題で日本国内に反朝鮮感情が高まるなか、不当な暴力により姉を奪われた孤独な在日朝鮮人の少女と、その殺害現場を見て見ぬふりをしてしまった気弱な日本人高校生の少年が出会い、2人は怒りと屈辱を抱えたまま旅に出る。少女は暴力により復しゅうを果たすが、2人の逃避行はやがて思いもよらぬ事態へと発展していく。「ピストルオペラ」「オペレッタ狸御殿」など鈴木清順監督作でプロデューサーを務めてきた片嶋一貴がメガホンをとり、憎しみの連鎖によって生まれる悲劇を描く。(映画.com)

パフィーの歌った同じタイトルの曲、わたしには啓示に感じたのですが、そうではなかった人が多かったようですね。

「涙溢れてもアジア」

 

この映画は外国でもたくさん賞を取って、韓国語、中国語、英語にも翻訳されている。

「解説」だけ見ると「社会派」に見えるけど、社会派とはいえないかも。

なんかわけのわからん、わたしの嫌いなタイプの日本映画なような感じで

どうしてこんなへんな映画ばかり作るんだろう。。とブロ主さんには悪いけど

思ってしまった。

・・・・・・・

けれども、「ヘイトクライムって何だろう?差別をなくすって何だろう?」

と考えさせられる映画でしょう。

 

わたしも最近、アメリカ叩きに終始しているのですけど、

これは 沖縄ヘイトや9条叩きに対抗してのこと。しかし

一歩まちがえれば アメリカ軍人へのヘイトにつながってしまいかねない。

中国への批判が多いブログもありますし、けれど

「大国や政権の問題を批判しない」というのも

表現の自由にも反することだ。

 

国の政権はどの国も問題を抱えているが、

それは国民のせいではない。

それは、「大阪府・市が誰を首長にしているか」「大阪府・市がどんな政治をしているか」

が「大阪府民のせい」ではないと同じだ。

(FBでは結構大阪ヘイトがある。自分も乗ることがあるので、

気をつけたい。でも政治批判は別。)

 

「おかしな人」は どの国のどんな集団にも 何パーセントかは存在しているし、

それは「その国の大多数」ではない。

 

ましてや拉致問題は、 日本に住む両国のコリアンに罪はない。

朝鮮民主主義人民共和国に住む国民のせいでもない。

「慰安婦問題」に至っては、日本にこそ罪がある。

 

レイシズム・差別・ヘイトクライムを防止するには

いろんな国の歴史や日本とのかかわりの歴史を学ぶことだ。

・・・・・・・・

そう言っても、ヘイト意識を持つ者は、単純に

スケープゴート・生贄を探しているだけのことだ。

世間話の話題を探しているだけのことだ。

ストレス解消したいだけの話だ。

もしもコリアンや中国人がいなければ、イスラム教徒がターゲットになるだけだ。

日本に外国人とか、日本を批判する「国」がなければ、

日本の変人や芸能人をターゲットにするだけの話だ。

 

もちろんだけど、そういうことは ヒーラーやスピリチュアルカウンセラーが

してはいけないことだ。

うっかり「どこどこの国はひどいね」と言ってはいけない、自分からは。

 

第一、その国のことを何もしらない、というのが真実だし。

 

まあ、日本人だけの問題ではないだろうけど、

日本は「単一民族の国」であることに慣れきってしまっている。

すぐそばに、朝鮮半島や台湾から来た人たちが

明治時代からいたのにね。

現代では、中国から来て住み着いている人もいる。

ブルーカラーでなくて、資格を持ったスペシャリストが。

いずれにせよ、日本に来る人といる人たちは

「日本が好きだから」いるんだと。

 

キライだったらいないよ。

 

よくレイシストがネットで言っている「中国人と韓国人は工作員」

というのは根拠がありませんし。

 

 

ブロ主のDeeeさんもおっしゃったけど、

在日コリアンを「朝鮮人」と呼ぶことは避けた方がいいらしい。

また、北朝鮮などという国はない。

 

わたしは昭和人間だから、親が言ったような

「朝鮮人」という言葉をつい使うてしまいがちですが。

(主人も使っている)

昭和20年代産まれの人に対していちいち

「それは差別ですよ」とは言わないけど、

自分は気をつけたいです。

・・・・・・・・

アメリカ批判の埋め合わせといっては何ですが、

マックへ行きます。