過去、被害者支援センターにも携わったご経験のあるちっちさんが、職場で同じ会社の者に
トイレを覗かれた被害のことを書いていらした。
被害者である自分は退職、加害者は「妻子がいるから」と温情を受けて会社にいる。
加害者は「男」を理由に無罪。
世間では「どっちもどっち」ともいうが、加害者はこれほど「優遇」されているのだ。
被害者は、「また覗かれるのでは」という不安が、いつもつきまとっている。
被害に大小はない。「この程度」などというものはない。
女の子へのしつけについては山ほど言われるが、男の子のしつけや教育については何も出ていない。
では、どう教育できるのか?どう伝えればいいのか?
きのうの記事を再録しました。
ちっちさんの記事はお知らせのあと一番下です。ぜひご覧ください。
性暴力は、加害者が加害しなければ絶滅するはずだ。
では、加害者を出さないためにはどうしたりいのか?
「加害者はいなくならない、だから女だけが気をつけろ」ではいけない。
あきらめないでください。
誰もが、元々は私たちの子どもたちなはずだ。
「加害者はモノモノしい、何々魔とかサイコパスとかいう存在ではない。
犯罪組織とか、いわゆるヤンキーとか暴力団とかでもない。」
性暴力の加害者は、あまりにも身近にいる、普通の父親であったり、学生であったり、
チームメイトであったり、指導者であったり、先輩、上司、会社員、社長の身内、
被害者の親戚、被害者の父親であったりもするのだ。
本来守るべき人間が攻撃するのだ。
誰でもなる「性暴力加害者」にならないための、「男の子への教育」とは何だろうか?
男の子への躾けとはどうやったらいいのだろうか?
愛情さえあればいいのでもなく、返事や礼儀だけを躾ければいいというのでもない。
勉強さえできればいいというのでもない。
世渡りがうまければオッケーでもない。
一番の問題は、親の誰もが「自分の子は加害者にはならない」という、根拠のない自信を持っていることだろう。
そういう自信と怖れは捨ててください。
普通、母親は男の子育てがヘタだという。
母親だけに躾けを一任していることも、問題だろう。
特に、性の悩みは父親が相談相手であってほしい。
けれども、相談相手が誰もいない男子もいる。
そういういことも問題なのだと思う。
性行為について、避妊について、本当は父親が教えないといけないはず。
が、今まで「やり逃げ」していた男たちは、この後に及んでも逃げている。
いつまで女にまかせきりなのだ?
ちゃんと教育できないというのなら、相手の女の子に対しても、親たちは責任を持つべきだ。
女の子たちに責任を押し付けず、「わたしたちも責任を持つ」と覚悟すべきなのだ。
息子に彼女ができたら、たとえ性行為だけの相手でも、「女の子には、生理が止まったら早めに言ってほしい」と伝えなさい。と言ってほしい。
「男は、相手の女の子にも責任がある」とも。
コンドームは、途中ではずさず、はずれないように、根元までつけなさいと伝えてほしい。
コンドーム以外に安価で手軽で、確実な避妊法はない、と。
無しでの性行為は強姦に同じと伝えなさい。
性暴力とは、相手の同意のない性行為、触るとかキスとかもそうなのだと伝えなさい。
「触る」とは手だけでないよ。カバンを使ったり、お尻や足を使って触るのもNGだし、服や髪に触るのも避けなさい。高校生になったら、身体も大人だから。
それは喜ばしいことなのだけど、それだけ自分の身体・手足を注意して使うべきだということだから。
注意しなければならないのは、言葉とか心だけでないから。身体も心とつながっているのだから。
当然、合意のないセックスは暴力なんだよ。
強姦というのだよ。
愛さえあればいいのではない。
「支配欲」「征服欲」を愛と混同していることもあるから。
強姦されて妊娠した女性が、未成年にもいる。
どれだけ女性が思いやりのない扱いを受けているか、理解してほしい。
強姦されたら職業もなくし、外に出ることや人に会うこともできなくなる人もいる。
自殺している人もいるし、元気そうな人でも、髪の毛が抜けたり、依存症になっていたり、一生精神科やカウンセリングに通う人もいる。
強姦は、多くの女性たちの人生を破壊している。
性暴力や強姦をする者がいるせいで、女性の大半が不幸だ。
いつも不安にさいなまれている。
脳天気に見える子でも、それなりに最小限の護身は心得ているんだよ。
それが失敗したら「何も努力していない」といつも責められる。
加害者こそ「自分を抑える」「おもいやりを持つ」という努力をしていないのに。
アダルトビデオは強姦を楽しいことのように扱っているけれど、あれはウソで、視聴者である男性に都合よく描いているだけのものだよ。
男も女もだけど、「お酒は飲んだら飲まれるな」!
理性を失ったり、他人に迷惑をかけるような飲み方をするのは醜い。
お酒を飲む権利はないと知れ。
お店や外で爆睡したり、吐いたりして迷惑をかけるな。
「前後不覚だったから」 といってケンカや料金の踏み倒しも言語道断。
お酒を飲んだり飲ませたりして性暴力など、死刑が当然だ。レイプドラッグ(睡眠薬)など入れるなど万死に値する。親も泣かせて先祖も浮かばれないよ。親に対しても恩知らず。妻子にも顔むけできない。そのまま蒸発した方がマシ。
親への愛、家族への愛を思うなら、女性たちにも愛する家族、親・兄弟姉妹がいることを理解しろ!
男の子育ては、愛情さえあればいいのでもなく、返事や礼儀だけを躾ければいいというのでもない。
勉強さえできればいいというのでもない。
世渡りがうまければオッケーでもない。
一番の問題は、親の誰もが「自分の子は加害者にはならない」という、根拠のない自信を持っていることだろう。
そういう自信と怖れは捨ててください。
男の子に精通現象が始まったら、「ぼくたちロケット少年」という性教育のマンガもありますが、
伊藤詩織さんの「ブラックボックス」も読ませてもいいでしょう。
被害者側の証言を集めた「慰安婦問題」の本もおすすめします。右派側の本はおすすめしません。
性暴力そのものではないのですが、産婦人科看護師のマンガ「透明なゆりかご」もおすすめします。
親が言うより、マンガの方が直接理解しやすいかとも思います。