家具をジグザグに配置してみた | 糸と布

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 野ばら手芸部

昨日の  転倒後の ご様子が気になるので 支援日ではなかったですが

御宅に伺ってきました

別にお住まいの 御家族さんも 当然ですが 今日は 朝から来られていたそうです

御婆ちゃんは 昨日の出来事はすっかり忘れて

ニコニコベッドにねておられています


家族の方に その後の様子を伺うと・・


まったく 立とうとはされず 排泄も すぐそばにポータブルトイレも有るのに

オムツで 何度も・・らしいです


さぁ~  声かけ 励まして  

骨折も無く 日常生活が送れると Dr・のお墨付きもいただいてるし・・

2日前までは ちゃんと歩いておられたんですからね

寝たままでは ドンドン 筋力も落ちてしまうので


励まして・・・声かけて・・・ 歩いて頂けるよう・・


まず 足が動かせるか・・  ベッドから立ち上がるには どっちの足から・・?


おばあちゃんに おもいだしていただくように 声かけです


お部屋側の 足がなんとかベッドの外に出た!


健常者には たやすい事ですが 起き上がるには 身体をねじりながら・・

半身を起こさなければなりません

これが 難しい


ねじりながら どこかをつかまなくては 半身を起こす事ができないです

あいにく ご使用のベッドに 手すりがありません

声かけ 励ましますが 手を貸さず・・・・ でしたが


ベッドの脇の安全そうな 金属フレームまで 手を誘導させて頂きました

そして・・・ ようやく ベッドの外に 両足  腰かけの姿勢を保つ事ができました


次は・・ 立位です


またまた どこかに 手をかけなければ・・

ザザーとお部屋の 状態です ↓




ほとんど 手でつかめるものが無い状態でした

隣の 大きなテーブルまでも だいぶんに 遠いです


以前 支援に伺っていた お爺ちゃんのおうちの事が・・

パーっと浮かんで


手すりなど無く 視力も減退されていて 這うように お部屋を移動されていまして

仲間と一緒に 重たい家具で 

通路のように 移動の道を作った事がありました

ちょうど 2人が通れる位の幅にして 家具につかまりながら ユルユル歩行してもらって

おじいちゃん 足腰も 心なしか しっかりされてきた事を 思い出しました


で~~ ご家族さんと 試しに 家具の配置を変えてみましょう!・・ご提案しました




ジグザグに・・

ベッドの脇には 本などが一杯詰まった 

80センチ高の小さなキャビネットを別のお部屋から持ってきました


テーブルの向きも  最短で着席できるように  横向きに変更しました

もちろん 車椅子は 両サイドの ストッパーはしっかりと!です

紫の ○ は 手の位置です


ようやく 立位が出来た おばあちゃんに 何度も 何度も・・

ベッドの 立ち上がりから・・ 椅子まで

椅子から  ベッドまで

ベッドから ポータブルまで・・<ベッドのすぐそばです>


何度も繰り貸して 歩行の練習をして頂き

一回出来るごとに  皆で 大喜びして


ご本人も 思い切りの笑顔で~~


ひとまず 自信回復で 恐怖心も薄れられたようで・・・・


ご家族さんと ガッツポーズです


都合の悪い場所は そのつど 変更するとして・・

少し このジグザグな 配置で ご様子の観察します

笑顔と 励まし!! そして・・・ 美味しい食べ物・・・・

今日 楽しかった! 明日も 楽しい!!

そう思っていただけるよう 皆で 笑顔チーム結成ですね

ひとまず 大事に至らず 良かったです