夜は 家の中も 危険が一杯です | 糸と布

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 野ばら手芸部

急な SOSの呼び出しがありました

支援援助に 伺ってる お宅で

居間に 倒れて

そして 失禁を沢山・・

衣類も 上下が ビシャビシャ

立ち上がれなく 介助もままならない

お体も 冷え切っている

出来たら すぐに 来てほしい!!




大変!!



大急ぎ 車飛ばして 伺いました


初期の 認知 の方ですが・・  今までは 感情の表現の意思疎通はできていました

ですが・・・ 


どうして? 何時から?

優しく 傷つけないよう 充分言葉を選んで お尋ねしても 

痛みと 恐怖とからでしょうか・・

「 社長が来た 」「 5回ご飯を頂いた」

「外で ガヤガヤ騒いでた 」・・・等々

・・・・??? の返答を何一つお答えできる状態ではないです


駆けつけた皆で 衣類の交換やら 御身体温めたり

暖かなおうどん 食べて頂いたりして 落ち着いていただけたので

本当に ひとまずホッとしました



皆で 想像できる あらゆるケースを話し合いました

まず おトイレの方向に転倒されていた

ベッドサイドには ポータブルトイレは設置していましたが

今まで 御使用の形跡は ほとんどありませんでした

使い慣れておられない ご様子です



臀部が 思い切り露出していた

「5回」 「5回」・・・と何度おっしゃっている

これは・・・ 尿の事でしょうか?

確かに 尿量が すさまじく 大量でした


冷え切った お体も 足浴しても なかなか 温まらず

相当長時間 倒れておられたご様子と思われます




そして・・・・

御高齢者のお宅ででは 床に 敷物が重ね敷きされていたり・・

コタツの布団が ふんわり と広がっている事も多いので

夜中に おトイレに行こうと思って けつまづかれたかも?

そんな 推察で意見の一致をみたのですが・・



早速に 配置の変更やら 

夜間の 照明の工夫などなど

熟考しなければ!


私達が 一旦帰宅した後は・・・

 ずーっと眠っておられるそうです

相当怖かったんでしょうね・・・

今まで ほぼ 排泄は 自立のかたでしたが・・

<念のために リハビリパンツをお願いしていまして
  それでも トイレでちゃんとされていました>


トイレに行けなくなられてるそうです

リハパンの次の段階・・紙おむつでの排泄に なられてるそうです

たった 半日で・・・・   こんなことになって・・・・・



御高齢者さんの状態の変化は

往々にして このようなことがきっかけで

ADL<日常身体動作>が下がってしまいます


夜間は 排尿の回数も 多くなられます

ベッド・お台所・ お着替えの入ってる箪笥・・

日常生活で 必須です

お家の中の 動線  危険がないだろうか?

雨の日<傘がいる 雨漏りは無いか・・・・>

曇りの日<気圧が下がって 体が重くなる・・ 物が見えにくくなる>

暑い日< 体温管理が上手くできず 下着などの用途も 理解されていず重ね着など・・>

寒い日< 暖房器具が新たに稼動するので 温度管理や ヤケドの警戒など・・>




事が起こってからでは・・・ 時すでに遅しです



御高齢者さんの 目線で お住まいの環境を 今一度見直してみたいものですね