興奮冷めあらぬうちに、

淡々とエコーするように言われました。


エコーをすると、

私を苦しめる黒い丸は相変わらずそこにいました。


消えることはなかった。



でも、不思議と気持ちはふわふわしていました。



性別がわかったこと、

羊水検査が陰性で産めると思えたこと、

嬉しい出来事が続いて

赤ちゃんの存在がさらにリアルになったからです。



(ジェンダーリービルケーキやろうと思ってたのに

先にバレちゃったな…)


そんな小さな残念ささえ、幸せの一部でした。




そして医師からさらに嬉しい提案がありました。


「ここまで来るの大変だろうし、

一旦、自宅近くのクリニックで診ようか」



その医師が隔週で診察しているクリニック。



それはつまり——


大学病院レベルの重篤管理ではない、ということ。


普通に産めるかもしれない。


その可能性が、じわじわじわじわと

現実味を帯びてきました。



「お産近くなったら戻ってくるのが条件だよ」


そう釘を刺されながらも、

私はきっと、顔がにやけていたと思います。


続きます