そんな中で、赤ちゃんはどんどん大きくなっていました。
最初は腸がぐるぐる動くような感覚。
それが何度も続いて、
「あ、これが胎動なんだ」と気づきました。
私の不安とは裏腹に、
赤ちゃんは確かに生きている。
それは安心でした。
でも同時に——
失いたくない気持ちは、どんどん強くなっていく。
胎動を感じるたびに
嬉しくて
でも怖くなる。
お腹をそっと撫でることはできても、
声はかけられませんでした。
愛情が強くなればなるほど、
失った時の痛みも大きくなる気がして。
守りたいのに、怖い。
希望と恐怖が、同時に存在していました。
母子手帳の
「初めて胎動を感じた日」
その日を記載しました。
我が子の胎動記念日。
いつかこの母子手帳を見て、
こんなに大変だったんだと子供と一緒に
笑える日が来たらいいのにと思いました。
続きます