娘たちの骨壷を眺めて、

お燐を鳴らし、お花の水を変える。


それ以外やることのない毎日でした。


興味もないテレビを流して、

お腹が空いたらご飯を食べる。


ただ、それだけ。


当然のことながら、夜は眠れません。

朝起きる時間はどんどん遅くなって、

夜は眠れなくなる。


その繰り返しでした。


夜眠れないと、ろくなことを考えません。


何度も、


「このまま娘たちのところに行ってしまった方が楽なんじゃないか」


そんなことを考えていました。

何もできないまま、

2週間検診の日を迎えました。


病院へ向かう道は、

退院した日より少し暖かくなっていました。


受付を済ませて産婦人科へ向かいます。


できるだけ目線を上げないようにしても、

妊婦さんが目に入ってしまいます。

以前と同じように、

待合室の一番端の席に、夫に隠れるようにして座りました。



すると、診察室ではない部屋から

すぐに呼ばれました。


分娩を担当してくれた助産師さんでした。


今日は先にエジンバラのチェック。


結果がいいわけがありませんでした。


「保健所に連絡するね」


そう言われた瞬間、


前回の嫌だった記憶が一気に蘇りました。

「絶対に連絡しないでください」


思わず強くお願いしていました。

助産師さんは少し困ったように笑いながら、

「まだ1ヶ月検診もあるからね」と言って、その場ではやめてくれました。


(実際に連絡されたかはわかりませんが、私のところには来ませんでした)


待合に戻らなくていいように、

そのまま相談室で待たせてもらいました。

しばらくして夫が来て、

「呼ばれたよ」と声をかけてくれました。


続きます