大学病院からの帰り道。


夫と話す話題はずっと女の子のこと。


妊娠初期、まだ黒い丸が現れる前の話。


私は「男の子がいいな」

夫は「女の子がいいな」

とよく話をしていました。

ピアノをやらせたいとか、

一緒にやらせたいとか

赤ちゃんとの未来を描いていました。



異常が見つかってからは

性別どころじゃなかった。


でもこの日だけは違いました。


どんな服着せようか。

どんなおもちゃで遊ぶかな。

どんな名前がいいかな。


当たり前の未来を

当たり前のように想像できる。


それが、こんなにも幸せなんだと思い出しました。


そして、

どうしてもやりたかった

ジェンダーリービル。


次の休みの日、

バームクーヘンとクリームとフルーツを買ってきました。



風船バーンも憧れ😍



分かっているのに、


「えー!女の子なの!!」


と全力でリアクションしてくれる夫。



ああ、これだ。

これが私の思い描いていたマタニティライフ。


ようやく取り戻した気がしました。




でも。


この時の私は、

まだ知らなかったんです。


“普通に産める未来”という期待が

どれほど脆いものなのかを。


続きます