世田谷区三軒茶屋にある「陳麻家」


しびれる辛さ 四川麻婆豆腐

旨辛 担々麺


と書いてあるのだから、しびれ好き、辛いの好きは行かない理由がないですね。



 お店に入って最初に驚いたのは、お客さんが9割男性。そして、座席の間が、クソ狭い。席は、テーブルとカウンター席があり、席数はざっと20席ほど。


通された席は、カウンターの一番奥。

右腕が、お客さんの背中をさするように当たりながら着席。


荷物を置く場所は、ほぼナシ。

メニューを決める前に目についたのが、これ↓


要約すると、麻疹があるお婆さんが、庶民向けに作った豆腐料理。


麻疹+婆さん+豆腐料理=麻婆豆腐ということが由来だそうですが、これは今じゃ男性がジャカジャカ中華鍋を煽る姿がほとんどで、婆さんが作るなんて見かけることはないですね。


そんなことを思いながらいたら、待ってました、頼んだものがきました。


陳麻飯、唐揚げのせ(スープ付き)↓





担々麺+ミニ陳麻飯↓



麺は、細めのストレートよりのちぢれ麺。一口食べてみました。「なんか、甘いぞ……」四川風なのに甘いってことある?と思うくらい甘い。しびれる辛さは、どこいった?
麻婆飯は、まあまあ美味しい。でも、ぬるめ。そして、唐揚げが、驚くほど美味しくない。なんてこった。これもまた、中心部が冷たい。オーダーが入ってから、揚げてるわけではなさそうな、ぬるさと食感。





そのまま何も加えず、甘さに耐えながら食べ続けるも、1/3もいかないまでに、甘さにギブアップ。ラー油、黒胡椒を加えて(下の写真)辛くして食べるも、まだ甘い。

麻婆飯も、それなりに甘めなので、こしょうをいれる。ここで、隣に人がきて、同じ唐揚げのせを頼んでいたので、作ってる姿を見ながら食べていた。そしたら、やはり、私の勘は正しかった。

なんと、カウンター席から見える作り手が、適当に包まれたラップを電子レンジに入れたのだ。


手にしていたのは、「唐揚げ」


ドンピシャですね。揚げてるのではなく、揚げてあるやつをチンしていた。冷たいはずですよね、と納得したわけです。





唐揚げのそれは置いておいて、

また担々麺に戻る。もしかしたら、一般的に日本人に合う担々麺とは、こういうものなのかもしれない。が、それにしても甘いのでは?

こんなにも、白ゴマペーストが入るものなのだろうか?こんなにも、山椒のしびれる感じは、不要なのだろうか。謎が深まる。だとしたら、わたしの大好きな担々麺屋さんは、いったいどれだけのしびれを感じさせて、満足感を与えてくれるのだろうか。

 

ともあれ、いい経験になりました。


ともあれ、全て完食させていただき、お腹は満足。

値段も安いので、まぁお腹を満たしたい感じならアリかも。


でも、せっかくお金を支払うなら、存続してもらいたいお店に支払いたいので、もう行くことはないかな。