【大会結果】2022年度全国少年少女レスリング選抜選手権、優勝１名。

2023年1月28日(土)-29日(日)、東京都板橋区にて、全国少年少女レスリング選抜選手権が開催され、フィギュアフォークラブから４名が出場しました。この大会は、2022年7月に開催された全国少年少女レスリング選手権にてベスト8以上の選手のみしか出場できないことから、すべての選手が実力者揃いとなります。非常に沢山の試合が大接戦の僅差でした。

当クラブから４名が出場しました。結果は以下の通り。

ともき（小学5年 33kg級）

　１回戦　0-2 延長負け（ベスト８）

あさ（小学6年 55kg級）

　１回戦　0-5 判定負け（ベスト８）

あかり（小学6年女子 36kg級）

　１回戦３－０　判定勝ち

　準決勝２－０　判定勝ち

　決勝　２－１　判定勝ち（優勝）

ののみ（小学6年女子 44kg級）

　１回戦０－２延長負け（ベスト１６）

※本来は40kg級でエントリーしたが出場選手数が規定に満たず、44kg級に併級されました。

成長期であるため仕方ないのですが、実は４人とも階級への体重が足りない状況でした。実際に試合した対戦相手と並んでも、その体格差は歴然としていましたが、一生懸命果敢に攻めて闘い抜きました。厳しく苦しいコロナ禍でレスリングを一生懸命頑張り、この大会に出場できたことだけでも本当に素晴らしいことだと思います。

また、振り返ると、今大会より１ヶ月前の間に、フィギュアフォークラブへ練習に来てくれた選手のうち、１５名が今大会で入賞することが出来ました。全メダリスト３５名中１５名はかなりの確率ではないでしょうか。それほど濃い練習が出来たことを感謝いたします。

以下、個別の感想と監督からの総評です。

ともき

「今回の全国選抜では、前回の試合でもやられた返し技をされて負けてしまったので、今度からはもっと返されないポイントをつかんで、もう一回再戦したいと思っています。次のライオンズでは絶対に勝とうと思っています。」

（監督より）

終始、果敢にタックルに行こうとする気持ちがとても良かったです。しかし、少し慌ててしまい、ペース配分を改善すると更に良いと思います。試合中の偶発的なバッティングで少し戸惑ってしまった状況のままだったのも心残りでした。課題であるタックル後の処理で最後返されてしまいましたが、この試合でもタックルに入った数は圧倒的に勝っていました。その分、悔しさも大きいでしょう。これから身体の成長に伴い、力強くなってくると、今の持ち味が生きてくると思います。

あさ

「今回の全国選抜では１回戦負けで、内容もあまり良くなくて負けてしまったので、次のU13では優勝したいです。そのためには組手をもっとして攻めたいです。また、タックルに入ってからグランドをすぐにする、バービーをしっかりしてポイントを取られないようにしたいです。」

（監督より）

最近、タックルがとても上達し、自分のしたいレスリングが出来てきアサ。身長差も体格差もある中でしたが、よく考えてレスリングしていました。しかし、力強い相手をもう一歩崩せず、タックルも届きませんでした。人は成長にあたり、まずは骨が伸びていき、そこに筋肉や靱帯などが成長していきます。朝は現時点で骨の成長が顕著なので、もう少しすると体つきもどんどんよくなっていくと思います。迫力あるレスリングが出来てきました。

あかり

「今回の試合では自分からタックルに入ったのですが、組手をしてからタックルに入れなかったので、次からは相手の横に移動したり、がぶったり、落としたりして、タックルに点を取りたいです。U１３で優勝したいです。」

（監督より）

優勝しましたが全て苦しい闘いでした。苦しいとは相手の強さもそうですが、本人の”試合に対してタックルで決めたい”という目標設定も強く感じられました。課題であったタックル後に止まってしまう・守ってしまう状況を克服し、タックルに入った後も攻めるレスリングが出来ました。組手は課題が残りますが、終始攻め続けるレスリングはとても良くなりました。週２回の練習量でしっかり考えて取り組んだ成果がしっかり出ました。

ののみ

「全国選抜大会の試合では、最後（バックに回った時）ポイントを取るときに、（相手に）手を取られたままだったのでポイントになりませんでしたので、次は取られないように頑張りたいです。次の目標はU１３で優勝することです。」

（監督より）

本来、40kg級にエントリーしていましたが、エントリー人数が少なく、大会規定に従って44kg級に併級となりました。体重が38kgほどしかないノノミと対戦相手との体格差は歴然でしたが堂々と闘ってくれました。自分の課題を徹底的に取り組んできたことがレスリングにしっかり現れていました。体格差が故にリーチの長さや間合いなど、もう１歩が惜しく感じました。同点で迎えた延長、最後にバックを回ったかのように見えましたが判定はノーポイント、その後女子オープン同様、膝をついてしまうところが出てしまい、ガブリ返しにかかってしまいました。しかし更に課題は明確に見えてきました。この負けを強さに変えていきましょう。

最後に

大会を主催いただきました全国少年少女レスリング連盟の皆様、関係者の皆さま、対戦いただきました皆様、本当にありがとうございました。子供たちが日頃の成果を発揮できる機会となり、この結果でまた成長につなげていきたいと思います。コロナ禍の厳しい状況で沢山の制限がある中、素晴らしい大会となりましたこと心から感謝いたします。ありがとうございました。