【活動報告】220116 FFCレスリング日曜＠青山クラス

2022年1月16日(日)、青山クラスを開催しました。

この日、本来はFFCチャレンジを開催する予定でしたが、感染状況や社会情勢を鑑み中止にし、通常練習に切り替えました。エントリーしていた選手たちの中から希望者を募り、練習に参加してくださいました。おかげで元気いっぱいとても良い練習が出来ました。参加いただきました選手・保護者・指導者の皆さん、ありがとうございました！

こういった練習は本当に意義があると思います。同じチームでの練習は同じような展開になってしまうところが多々ありますが、いつも一緒に練習しない選手同士は、手の内も分からない状況で、かつ実力を試す機会になります。自分の努力してきた成果を試し、そしてまた課題を見つけて日々の練習に生かしてもらいたいです。

これまで１５年ほど子供を指導していますが、１つポリシーがあります。例えるならば、土台（基礎）をしっかりつくり、その上で骨組みをしっかり築き、その上で建てていくように、新築の自宅を建てる過程と子供の成長は似ているところがあると思います。子供の覚えてもらう順序は、まずは土台をしっかり作るところから、そして相手の力に負けない骨組みをしっかり理解するところからであると思っています。タックルの打ち込みやスパーリングを見ていると、土台をあまり意識していない場面を確認しました。タックルを覚えるためには、「入るタイミング」を教えることも大切ですが、「入った後の姿勢や状況」をしっかり意識すると更に良いと思います。

自転車に乗って坂道を下る場面を想像してください。スピードでますよね。けど、その乗った自転車がブレーキが利かない、さらに坂道を下ったら車通りが多い道に出る場合はどうでしょう。怖くてスピード出せませんよね（笑）。人の動きも、動きのゴールを意識することで、安心してスピードを出してもらう方が心理的にも良いと思います。まだまだ大人に比べると、身体を衝撃から守ってくれる筋肉も足りませんし、メンタル面もまだまだこれから覚えることもたくさんの選手たちです。是非とも頑張ってもらいたいです。ただし、レスリングの指導については、怪我につながるリスク以外については、一概に正しい・間違っているはないと思っています。色々な考え方で自分に合ったものを是非とも取り入れてほしいです！

練習は勝ち負けを決める場ではなく、強くなる場です。成功も失敗も、勝ちも負けも、すべてが選手たちの強さにつながれば良いと思います。失敗を恐れて攻めれないよりも攻めて失敗する方が最終的に強くなると思います。これまで目先の相手に対して勝ちにこだわりすぎると、また別の強い選手と対戦した時に変化に対応できない場合を沢山見てきました。まずは自分のレスリングに自信を持つこと、そして疑うこと、そこをまた強くすること、その繰り返しです。強くなる選手は、果敢に攻めて成功と失敗を繰り返しています。ぜひ真似してほしいです。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、今後いつどのようになるか想像が出来ません。だからこそ、親御さんから与えられた大切な成長の機会をしっかり生かしてほしいです。今こそレスリングを通じて、ご家庭や学校や他のスポーツではなかなか経験しにくく、レスリングだからこそ得られる経験や体験をしっかり理解し、選手たちに指導していきたいと思っています。

選手たちがこれだけ一生懸命頑張っているのですから、私たち大人ももっと頑張らなきゃと改めて思いました！ありがとうございました！