2020年1月25日(土)、FFC駒込道場にてこども基礎クラスを開催しました。
幼児から小学低学年にかけて、今一度基本を意識させるように教えています。その基本とは、格闘技を取り組むために持たなければならない安全管理や自制心、相手への敬いの気持ちを基本として、その上で動きを理解させています。ポイントを奪えるなら、相手を倒せるなら、何でも良いわけではありません。どういう気持ちをもって取り組んでほしいか、そして正しい理解をすることによって自分自身に納得が出来る動きができるようになります。これにより、頭と心と身体の協調を図れます。少しの指導で良くも悪くも大きく変わる年頃なので、指導も慎重になりますが、理解してくれた瞬間に多々出会うことが出来て、とても充実した練習になりました。
練習終盤、1点勝負のスパーリングを行いました。終わってみると2人ほどの男児選手が涙をしていました。聞いてみたら勝負に負けた事が悔しいとのことでした。「もう1回挑戦してみては?」というと首を縦に振り、もう1回挑みました。2人とも結果は同じでしたが、本当にベストを尽くして頑張ったと思います。見ていた子供達も両者に拍手を送っていて、こういう雰囲気はとても大切だと思うと同時に感激しました。
結果的に勝ち負けはあまり気にしなくて良いと思っています。その過程、その想い、その決断、結果をどう捉えるかで変わってきます。自分からチャレンジして失敗するから、「どこが失敗したのか」が分かり、次への成長につながります。そんなガッツある選手達にこちらも勇気をもらえました。練習中の技術的な質問も多々あり、とても嬉しかったです。