私は看護師失格です。
看護師じゃないです。
ただのメッセンジャーだよ。
現状を打破できないよ。
おろおろおろおろ馬鹿みたい。
どうして?なんて思ってたらキリがない!
時間がない!
異様に時間がない!
私だけ?
私だけ!!
休む暇もないよ!!
それなのに、みんなは時間を考えろって、そんなの、
考えてどうにかなるもんならとっくに!! !
慢性的なコミュ不足。
それは新卒だから仕方がない?
時間がない!!!
夜勤明け眠い!!
吐き気がする!!
おえええええ
またきてしかく。
谷川俊太郎さんの詩って凄い好き。
あの言葉のリズムの感じ、凄いとおもう。
文字なのに読んだだけでリズムがあるもんね。
さよならさんかく、またきてしかく。
なにか楽しくなるような言葉ないかなぁ。
呪文ってある気がするんだ。
言霊って本当にある気がする。
だって見るだけで楽しくなる言葉とか、見るだけでしんどくなる言葉とかあるもんね。
さよならさんかく、またきてしかく。
責任の重さに吐き気がする。理不尽なこともある。そのたび頭下げて謝って笑えば満足ですか。
情けない時もある。泣いてしまって、そんな自分が許せなくて、トイレで泣いて、それで記事を書いて帰る。
こんな私を責めて満足ですか。ちゃちな満足感に浸っている年上の同期。上から目線で説教垂れて、だれがそんなことしてくれって言ったよ。私が一番、私ができてないことは分かってるんだよ。もうやめて。
ほら、ほらほら、あの先輩が来たら、今まで私を凄い勢いで責めてたくせに、なぐさめて上から教えてあげる口調にチェンジ。あなたは私がなんにも分かってないだろうと思ってるだろうけど、私はちゃんと見てるよ。あなたが、私に対する態度を先輩へのアピールに使ってること。人目のあるとことないとこの私への接し方、露骨だもんね。
でも、悪いのは私に見えてる。ぜんぜんできないのは私。悪いのも私。だめなのが私。くやしいよ。なんでなの?私から見たら、だって、全部、みんなやっちゃいそうなことに見えるんだもん。でも、私だけなんでかやってしまう。そういう患者さんに当たってるんじゃないか。だって、私だけ日勤多いもん。
なんて言い訳をする人間が一番成長しない。分かってる。でも、今までずっとそう言って自分を責めてきたんだもん。ちょっとくらいいいでしょ?なんで私だけ?どうして?何が足りない?勉強する時間なんてないよ。帰ったら寝るだけで精一杯。休日にはやってるけど、平日にはできない。しんどい。寝なかったらミスするし。寝てもミスするけど。
ああ、明日も勤務がある。朝は死にたい、死にたいと言い、夜は死ね、死ねと呟く。毎日呪いをかけながら生きてる。私。あいつだけは死ね。
私はこれまでそれなりの学校に通って、それなりの育ちをしてきた。それなりですらキープするのはそこそこ大変だったけど。それで、それなりの努力をしてここにいる。私はそこまでプライドが高いほうじゃないと思うけど、腹が立ってしょうがない。なけなしのプライドが叫ぶ。
「「中学も碌に出てない人間に、しかも、今年から正看護師になった人に、いっぱしに先輩風吹かされたくない!!!!!」」
働いたことが、働いたことが、って、准看護師でしょ。
同期でしょ。
中学ですら耐える努力をしなかったんでしょ。
耐えてないでしょ、言うほど。彼女が言うほど。
なのに私のこと、努力知らずみたいに言わないでよ。
あなたがドロップアウトした中学を私は耐えてきたし、それなりの学校に入って勉強もしてきたんだよ。
幸せそうに見えたって、水面下でたくさんしんどい思いもしてる。
私に説教するなら、高校出て、少なくとも正看としてある程度働いとけ。
性格悪っ。でも我慢の限界だからここで吐き出させて。
卑しい。育ちがいやしいってこういうことなんだ。姑息。すべてが。蹴落とすことが前提なの。
はあー……。お育ちの良いわたくしにはわかりませんわ!!ほほほほほ!!下の者の考えることなどわからなくてよ!!!
お黙り!!
もう、気分はお蝶夫人かマリーアントワネットで。もう、思いっきり上から見下ろしてやるか。
「まあ!卑しいこと!」
「まあ!誰にでも媚びて、まるで威厳というものがありませんわね!」
「お黙り!うるさい口だこと」
「わたくし、あなたのような方初めてですのよ。どうしてここにいらっしゃるのずうずうしい事!」
「まあ、あなたに合うドレスはみんなハムを縛るヒモみたいに見えるのね!ダイエットなさったら?」
いじわるお嬢様をいつも心の中に、プライスレス。
愚痴以外に言うことないのか私は、っていうくらいに愚痴しか言えてませんね。
今、楽しめることもそんなになくって、それも原因かもしれない。
きゅん、って胸の奥があったかくなるようなさ、そういう楽しみも見つけられてないんだ。
この間、小学生のころ好きだったなかよしの漫画を古本屋で発見して買ってみたら、昔みたいにきゅんとした。
過剰な少女趣味。空想世界。ステキ。
それが現実と直結するかもって思っていた時は幸せだったなぁ。
現実は現実。空想は空想。そして私は今日も酸素を二酸化炭素に変える。
空想できるのはとても高等な事だと思う。
高等な娯楽。
ああ、私、学生に戻りたいな。
でも戻ったところで、またこの道を進むだけだから、同じかな。
願うなら、もっと、私自身ができがよければと。
できがいいってどういうことか分からないけれど。
もっと楽に生きれたらなと。
楽しみはなにかないかな。
それを一生懸命探してるんだ、今。
ないかな。ないかな?