ブルーレコード4月号
ブルーレコード4月号。
今回もまた自分のコラム『昭和魂~明日のTAKUYA~』を掲載していただいた。
かつては、この晴れやかな4月の雰囲気とは裏腹に、敗北感まみれの自分がいつもいた。
そういった自分の希望がかなわず無念の思いをしている世の中の人たちに向けて、今の境遇にめげないで頑張っていこうぜというエールを今回は発信した。
第10話 『失敗や挫折から立ち上がれ。がんばるしかないだろう!』
4月。新入学、新入社、移転、引越し、自分を取り巻く生活環境というものが新しく変わる大きな節目の月。
季節的にも、暖かさが増し陽も長くなる。身体だけでなく心までフレッシュな気分になる。
そんな素敵さを感じる4月。しかし世の中のそういった華やかさとは裏腹に、その背後には絶望感や挫折感に包まれながら新しいスタートを切らざるを得ない人もたくさんいる。光に隠されひっそりと忘れ去られてしまう、勝者の陰には常に敗者がいるということを。
自分は敗者としてむかえる4月1日という経験が非常に多かった。
テレビを見ても、映画を見ても、本を読んでも、音楽を聴いても、スポーツをしても、旅行をしても、スッキリできない。空や海まで青く見えなかった。
今から17年前の春、国家試験に不合格になり、絶望感の中、その翌日ヒクソングレーシーが初来日して、バーリトゥードを日本武道館に見に行ったのだが、自分が大好きなそんな格闘技の観戦をもってしても自分の心を少しも癒すことはできなかった。
どんなに頑張っていても、どんなにすごい人でも、失敗や敗北という事態は起こりうる。
しかし、失敗を経験し、そのまま沈んでいく人、そこから浮上する人、その大きな違いはなんなのだろうか?
人間の心というものは、身体ほど頑丈にできていない。心の傷や摩擦はなかなか自然治癒してくれない。
しかし、発想を転換し、今後の自分を別の角度から見ることができたときに、心というものは元気を取り戻していくのではないかと自分は思っている。
失敗や敗北という体験の中には、得るものも多い。というか、その中は、成功へのヒントの宝庫だ。ダメだった理由を研究分析しフィードバックしていくことはその後の自分の力になっていく。
失敗や敗北の回数が重なると心はだんだん強くなってくる。失敗に慣れてしまうことは良くないから禁物だが、心は打たれるたびに強くなっていく気がする。成功の可能性が限りなくゼロでも戦わなければならないことなんて、人生いくらでもある。そんな時でも、常に良いイメージを抱いて物事に取り組みたいものである。
人間はネガティブなイメージを持って取り組んだ時は絶対良い方向には進まない。大脳内にそのようなマイナスイメージがあると身体もそう順応し、結果としてそうなってしまう。
ダメなんじゃないかなあ?では結果は見えている。
「今までダメだったから」、「他の人がやってもダメだから」を鵜呑みにしていてはその先の扉は開かないだろう。アタックしてみることである。
しかしそれには強く自分をその方向に導く何かがなければ、なかなか踏み込めないことは事実である。その“何か”とはなんであろうか?
それは “ 夢 ” である。
人間は何かに挑戦するときに夢を抱くことが大切だ。夢を追いかけるからこそ、そのための努力に拍車がかかる。夢を夢で終わらせたくないというこだわりを持てば持つほど、強い信念で突き進める。
失敗を恐れてチャレンジをためらうほどバカげたことはない。もし、失敗したら再度アタックすればよいのである。
一度失敗しても命ある限りは次がある。大切なことは、その失敗の原因を客観的に見つめ、再浮上する作戦を立てられるかどうかということだ。何故ダメだったのかを冷静、詳細に分析し、改善していけば二度目は必ず一度目より良い結果になるだろう。
人生は失敗しやすいものだ。失敗しやすいが、試行錯誤し、反省して改善していけば、必ず成功できる。
失敗したことが無い人に大成功はできない。
やらずにする後悔より、やって失敗して反省して這い上がったほうがどれほど良いか。
失敗したところから這い上がる原動力となるものは他でもない “ 夢の力 ” なのではないだろうか。
夢を持つか、否か、これが自分の冒頭の問いかけに対する答えのような気がしてならない。
そして、もう一度挑戦できるということはとても素晴らしいことなのだ。
自分は大学受験の際に、一浪したその年の試験でもまた敗北を喫し、二浪目に突入することになった時はひどく落ち込んだ。しかし、ある日、友人の家の前を通りかかったときに友人のお母さんにダメだったことを報告したところ、励ましの言葉をかけてくださり、お母さん自身も昔医学部を目指して3浪したこと、3浪してもダメで非常に無念だったという体験を話してくれた。
そして、最後にこんな一言を自分にプレゼントしてくれた。
『私はもう一回チャレンジしたくてもできないけど、甲斐君はもう一回チャレンジできるんだから。。』
自分はその一言に全身がシビれ、魂のプラグに火がつき、その日から考え方が変わりやる気も出て、その年の試験で合格した。
戦うことって、決して自分ひとりでなんかじゃない、孤独な戦いなんてない。
頑張るということは自分のためなのだが、自分を応援してくれている人や心配してくれている人、時には自分以上に自分を心配してくれる人がいる。周囲の人が心から支えてくれたからこそ、チャレンジできる自分がいるのだ。
忘れないでおこう、今は気づかないかもしれないが、人生は孤独な戦いじゃないんだということを。。
今、絶望感、挫折感を感じている人たち、もう一度同じことに挑戦してもいい、路線を変えてまた新たなことに向けて挑戦してもいい、方向はなんであれ、またチャレンジできる状況にいるということは非常に素晴らしいことなのだ。
がんばるしかないだろう!
また5月号をお楽しみに。
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