IGF 闘魂祭りINいわき 宮田和幸VS所英男
いつも、いろいろないだいた思いを次々と必ず実現させていく宮田和幸先生。
今回のIGFマット参戦への思いもつい数か月前にうかがったばかりだった。
「本当ですか!?」
「夢を与えたいんだ」
この一言に、自分はしびれた。
入場口のところで出番を待つ間、感動的なその一言そしてそれまでのそういった回想が自分の頭にはずっとめぐっていた。
そして入場曲、ロッキーのテーマ曲が流れた瞬間は感動で全身に電流が走った。
ロープを開ける自分。
田中リングアナウンサー、自分、宮田先生という、すごい絵だ。
自分は、朝まではすごい緊張状態におかれていた。
しかし、この頃は自分もアドレナリンが出まくりで、緊張感というものは全くなく、精神がすごく高ぶって燃えている状態だった。
自分もさも臨戦態勢であるかのような。
「アドレナリンが出れば、何でもできる!」
このような復興支援試合の大舞台で、このような役目をさせていただけて宮田先生には大変感謝している。
自分にとって、これはまさに「奇跡」。
自分のような人間が、ただ普通に生きていたら、絶対にこのような遭遇にはならはない。
すごい事に、すごい場に、同じ空間を共有させていただいた、これこそまさに自分にとっての「夢」!
いわきでのクリナップ時代に、多くの人々に支えられてレスリングでシドニー五輪に出場できたので、恩返しと激励がしたいんだという思いを抱き、ついにいわきのIGFマットに上がった宮田先生。
対するHERO`Sのヒーロー所英男選手。
場内が固唾を飲んで見守る中、和田良覚さんのレフリーで試合がスタート。
感動のゴング。
ゴングと同時に技と技の攻防がスタート。
熱い闘いの戦況を真剣に見守る客席の皆さん。
館内は一瞬の動きを見逃すまいと、リングの一点に集中、静寂に包まれた。
あれ?この空気、なんかこみ上げてくるものがある。
そうだ、これぞUWFで生まれた言葉である、「シーン現象」だ。
シーン現象とは、終始一貫したすごい緊張感で試合が展開するときに生じる現象。
観客が固唾を飲んで無言でリングを見守り、打撃や投げの衝撃音を聞くと「…ォォ」と声にならない声を上げる。それがちょっとずつどよめきに変わり、最終的に歓声となる。
そのシーン現象というものは、闘っている選手の方はやりづらいかもしれないが、見ている方は何とも気持ちイイものなのだ。
自分はエプロンサイドにいながら、その「シーン現象」に感動して鳥肌が立った。
最後は場内本当に大きな拍手に包まれる。
自分もその歓声にエプロンサイドから客席を見上げたが、いわきのお子さんから高齢者の方々まで皆さんの喜ぶ顔が見え、本当に自分もここに来させていただいてこのような空間を共有させていただけて良かったと実感した。
皆さん、とても温かい笑顔で拍手を送ってくださっていた。
宮田先生もとてもやりがいがあったことと思います。
翌日、JRの車内のモニターにも、この時のことがニュースとして報道されていた。
猪木さん、宮田先生、そして笑顔のいわきの皆さんが映っていたそうだ。
いわきを思う自分たちの熱い気持ち、日本中にその思いが伝わればいいな。。。
(つづく)






