宮古の復興を心より願って (6)
最後に、被害の大きかった場所に降り立った。
心に突き刺さる衝撃的な光景に、神妙な面持ちの自分と三澤先生。
中西選手たちも、この面持ちで、しばし無言でこの地を見渡す。
この地に案内してくださった被災地の方は、おっしゃた。
「車を降りて、街を歩いてしっかりと見て下さい。そしてこれを伝えて下さい。」と。
今、自分が見たものを伝えよう。
テレビで見る破壊された町、そのままの世界がそこにはあった。
宮古は非常に素晴らしい町だった。
ここに育った人はここを去って他には行かないだろう。
だからこそ、復興なのだ。
今回、自分は、ふたつの宝物を神様からいただいた。
ひとつは、宮古の町をふるさとのように思える気持ち。
宮古という町は自分にとって今までなんの縁もなかった。
しかし、今は故郷の様な愛着感さえ芽生えている。
落ち着いたら、元気イベントやファイティングエイド宮古をこの地に戻って行いたい。
そしてもうひとつは、今回、それぞれが大変な中、快くこの地まで出動してくださった“同志”。
これからもこの絆を大切にし、復興に向けてまたみんなで力を惜しみなく注いでいきたい。
台風が去った翌日は必ず快晴になるし、夜明けの来ない夜は無い。
地震も台風も津波もくる、だけどそういった被害を受けるたびにまた復活して立ち上がってきたのが日本。
起きてしまったことを悔やんでもどうにもならない。
しっかり受け身を取って、絶対にカウント2.99で跳ね返そうじゃないか!
プロレスラーがカウント2.99から跳ね返す力となるものは何か?
今度、三澤先生に質問してみたいが、
それは、応援してくれているみんなの力なのではないだろうか?
今、宮古にも同じことが言える。
宮古の復興に必要なものは、他でもない、ニッポンのみんなの宮古を応援する力なのだ。。。
がんばろう東北!
がんばろうニッポン!
そして、がんばろう宮古!
このたびの東日本大震災により、被災されました皆様に対しまして、心からお見舞いを申し上げますとともに一日も早く復旧されることをお祈りいたします。 甲斐拓也


















