ある夏の日の失敗 |     甲斐拓也の “「新」常在戦場 ” ブログ 

ある夏の日の失敗

早いもので、もう来週は7月に突入する。

夏だ。



この時期になると思い出す。

高校一年の夏休み、おばあちゃんの妹が経営していた土浦の焼き肉屋でアルバイトをした。まだ16歳と2か月。業務の右も左もわからない頃だ。



土浦の七夕祭りの日は、特に焼き肉を食べに来る人が多く、とても忙しかった。



生ビールは、2対8くらいの割合で、2割くらいが泡になるようにジョッキにうまくついでくれ。おばあちゃんの妹からそう指導され、最初は上手にビールサーバーを使いこなしていた。



だんだん忙しくなるにつれ、何対何につぐように言われたか忘れてきた。



うちは母は少し飲むが父はまったくお酒を飲まない。だから家族で出かけても生ビールのジョッキ自体をあまり見たこともなかった。



3対7だったかな?

そう思い、次々来る注文に負けないよう生ビールをジョッキについで運んだ。




さらに人が入り、大忙しになった。

忙しくて、また生ビールの比率がわからなくなった。

泡とビールの比率をどちらを多くするのかさえもわからなくなった。



あれ?3対7ではなく、7対3だったかな?

母も、生ビールはこの泡がおいしいのよねえ、とたしか言っていたから、泡のほうを多くすればいいんだ。



注文したお客さんは、頭にハチマキを巻いた、今、工事か何かを終えてお店に入ってきたいかにもお酒が好きそうなおじさんだったので、7対3でなく8対2くらいに泡をたくさん入れてサービスしてあげよう。



弱冠16歳ながら、そういったサービス精神旺盛で、自分はジョッキのうち8割が泡の生ビールをつくり、そのお客さんにニコニコしながら運んだ。



テーブルの上に届いた生ビールを見た瞬間、おじさんの顔が変わった。

「なんだあー!このクソガキー!フザけんじゃねえぞ、このやろう!」



ビールのことは口に出して怒鳴らなかったので、何に対して怒られているかわからなかった。

自分は無意味におじさんが絡んできたのかと思ったのだ。



「何だよ、何か文句あんのかよ!」自分の方も切れてしまい、大声でお互い2、3、言い合った後、自分がおじさんの髪の毛をつかんで、「外に出ろよ!」と強行手段に。

慌てておばあちゃんの妹が止めに入って謝罪。

満席の店内は騒然とした状況に。



今から考えれば、これじゃあ暴力バーまがいだ(笑)。



自分は、頭を冷やせと、洗い場に強制送還。




自分が良しと思っても、それがとんでもない過ちを犯していることもあるもんだ。



人間、生涯修行。

失敗し、学びながら成長していこう!




おじさんあの時はごめんなさい。。。。