『ジャン=クロード・ヴァン・ダム/アサシン・ゲーム』 | 続・功夫電影専科

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「ジャン=クロード・ヴァン・ダム/アサシン・ゲーム」
原題:ASSASSINATION GAMES
製作:2011年

●殺し屋のスコット・アドキンスを雇い、非合法な手段で事件を解決したインターポールの汚職捜査官たち。彼らはスコットの口封じを目論み、マフィアのイヴァン・ケイを囮として釈放した。
イヴァンはかつてスコットの恋人を襲い、植物人間にした過去を持つ外道だった。インターポールの裏工作で依頼を受けたスコットは、一度は断ったものの復讐する決意を固める。
 一方、スコットの蹴った依頼はベテランの殺し屋、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが引き受けていた。2人はターゲットを巡って争うが、最終的に共闘するという方向で落ち着いた。
だが敵もイヴァンと手を組み、2人の共同戦線を断ち切ろうと画策する。愛する者の復讐を誓う男と、孤独の中で愛する者と出会った男の運命は…?

 前回はセガールだったので、今回はヴァンダム作品でひとつ。本作は『ザ・プロテクター』に続き、彼とスコットが2度目の共演&対決を果たした作品です。
ストーリーは可もなく不可もなくといった感じですが、スコットとヴァンダムの一筋縄ではいかない関係、女の扱いが不器用なヴァンダムのキャラクター像など、悪くないポイントも幾つか見られました。
 また、2人とも殺し屋なのでガン・アクションがメインですが、ちゃんと格闘シーンも用意されています。さすがに『ザ・プロテクター』の熱戦には及ばないものの、スコットVSヴァンダムのリターンマッチも実現していました。
ただ非常に残念なのが、ようやく2人の主役が並び立ったラストバトルで格闘戦らしい格闘戦が無いという点です。意外な小道具の登場で驚かせてくれますが、ここは大立ち回りで決めて欲しかったなぁ…。
 また、最後に全ての決着が付く流れも「見せすぎ」な感があり、このあたりは匂わせる程度の演出(新聞に掲載された悪党たちの死亡記事&ロウソクを背に立ち去るヴァンダムとか)で良かったと思います。
作品としての出来は並ですが、格闘シーンに過剰な期待はしないほうがいい本作。ちなみにヴァンダムの息子であるクリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグも出ていますが、敵の使いっ走りというショボい役でアクションすら披露していませんでした(苦笑