『アンディ・ラウの神鳥聖剣』 | 続・功夫電影専科

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「アンディ・ラウの神鳥聖剣」
神鳥聖劍/九二神[周鳥]之痴心情長劍/九二神[周鳥]侠侶
Saviour of the Soul 2
1992

●冒険家の劉徳華(アンディ・ラウ)は、相棒のガキと発明家の元奎(ユン・ケイ)と共に不死身の体を与えるという神秘の氷を求め、遠い雪山を目指す。そこで劉徳華は氷の精・關之琳(ロザムンド・クワン)と出会う。彼女は昔から自分の夢に現れていた謎の美女であり、劉徳華は神秘の氷を狙う魔王・呉耀漢(リチャード・ウン)と戦っていく事になるのだが…。
一時期、信じられないぐらいの数がリリースされた劉徳華の主演作のうちの一つである。日本で発売された彼の作品はジャンル・本数共にかなりの量があり、発売した会社も後先考えなかったのか、駄作としか思えないようなものもいくつかまき散らす事となった。その後はレンタルビデオショップで中古落ちのものがいくつも投げ売りされているが、その中で言えば本作はどちらかというと面白くない部類に入る。
本作を見る前は「よくあるアイドル系アクションかな…?」と思っていたのだが、実際はかなり子供向けチックな内容だ。『ゴッド・ギャンブラー』や『男たちの挽歌』のパロディがあったり、關之琳の役がまんま『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』だったり、何の説明も無く劉徳華が空を飛んだりするなど荒唐無稽で、ストーリーについてもかなり強引な展開ばかりで見ていて非常に疲れる。要するにこの作品、あまり何も考えずに企画された可能性が大なのだ(笑
しかし原題には『神[周鳥]侠侶』なんちゃらとあるため、もしかすると武侠小説あたりからインスパイアされている部分もあるかも知れないが、詳しくは解らない。アクション的にもストーリー的にも見るべきものは無い本作だが、呉耀漢の悪役というのはなかなか珍しいものがある。ところで、実はどこかに大韓ファイター・元振(ユン・ジン)が出演しているらしいが……どこにいたっけ?