
[イ火]頭大将軍
龍飛鳳舞[イ火]頭軍
Super Cops
1997
●私が所持しているのは『[イ火]頭大将軍』のタイトルのVCDで、冒頭のタイトルが露骨に差し替えられているものだ。しかもパッケージは明らかに別作品のポートレートを切り貼りした海賊版っぽいものである(上記画像を参照)。だが本作には『龍飛鳳舞[イ火]頭軍』という別タイトルでソフト化されたバージョンがある。どちらが正式なタイトルか判断しかねるが、とりあえず本レビューでは『[イ火]頭大将軍』で統一致します。
そんな曰くありげな作品だがキャストはなかなか豪華で、楊麗(シンシア・カーン)を始め、武術指導も兼ねての登場である劉家輝(ゴードン・リュウ)、この手の作品の常連である周比利(ビリー・チョウ)や大島由加里が登場している。しかし97年の作品なのにかなり画面が貧相なのは、予算がなかったせいなのだろうか?
本作は『七福星』みたいに二つのルートに分かれており、一つは楊麗のシリアスなエピソードと、もう一つは北京に来たおのぼりさんの兄・孟龍(マン・ロン)と妹のコメディで、実質的な主役は孟龍たちである。ラストでは今回料理長役の劉家輝が孟龍と二人で周比利と闘うという、数瞬ではあるが劉家輝Vs周比利による夢の対決が行われている(今回の彼はコメディキャラなので、バトルではこの直後に退場)。
最後に孟龍・大島・楊麗VS周比利の対決があるものの、今作の楊麗はアクション的な見せ場がここだけで、全体的に彼女らはほぼ"無理矢理なゲスト出演"といった感じ。実際彼女らが物語に絡んでくる必然性が無いのだ(それでも出演しているのとしてないのでは雲泥の差)。登場シーンも、どちらかというと兄妹≧劉家輝>周比利>大島>楊麗なので、楊麗ファンの方はご用心を。