
「ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地雄覇」
黄飛鴻鐵鶏鬥蜈蚣
The Last Hero in China
1993
●本作は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇」以後、徐克(ツイ・ハーク)とコンビを解消(ケンカ別れしたとの説も)李連杰(リー・リンチェイ)が、わざわざ新しくプロダクションを立ち上げてまで製作した黄飛鴻モノである。
出演陣には名うての功夫猛者が集結しており、弟子のフー役には莫少聰から梁家仁(リャン・カーヤン)になっているのが納得いかない(おっちょこちょいなキャラだった莫少聰のフーがおっさん臭くなってるようで…(爆))が、本作一番の見所はなんといっても中ボス役に劉家輝(リュウ・チャーフィ)が、そしてラスボス役にはアラン徐こと徐忠信が扮しているということだ。
話の流れはまさしく黄飛鴻モノの王道を行く内容で、邪宗教とその裏に絡む清朝の陰謀に立ち向かう李連杰の姿を描いたものだが、実は本作はどうも評判が悪いらしい。
袁家班印のアクションは今回も面白いし、ニワトリの格好をしてムカデ型の獅子舞と闘う姿は荒唐無稽でユニークだった(こちらは賛否別れるかも)。李連杰VS劉家輝という夢の対決もさることながら、酔拳を駆使する李連杰と独立プロ系の作品で高クオリティのアクションを数多く構築していた徐忠信とのバトルも凄まじい。
そんなに悪い作品じゃないと思うんだけどなぁ…。
ところで、作中劉家輝と梁家仁らが戦う場面で、梁家仁が仲間と肩車をするようなヘンな体勢で戦っている場面がある。あの技には実は元ネタがあり、ショウ・ブラザーズの傑作功夫片『続・少林虎鶴拳/邪教逆襲』で同じ技が登場している。このときその技を使って敵を倒したのが、何を隠そう劉家輝!つまりはこのシーン、オマージュだったんですね。でも自分の技で倒されるなんて、なんだかフクザツ…(笑