北岡悟 vs 矢地祐介

重心の低さとはちきれんばかりの筋肉を持つ寝技師、北岡選手と、ボクシング仕込みの豪快な打撃を振るう「打撃王」矢地選手の対戦。
TVでは2Rからの放送。既に激闘の跡が見て取れます。矢地選手はリーチの優位を目一杯活かしたストレート系のパンチを多用。北岡選手はそれをかいくぐると言うよりも、もらいながらでも前に出て組み付くといった展開が続きます。結果、矢地選手が組まれてしまうシーンが多いのですが、寝技師の責めを焦らずに凌ぎ、突き放し、スタンドの攻防に終始させます。
食らってでも組み付こうという戦法のため徐々にダメージが蓄積し、結果2R 4分48秒、北岡選手がスタンディングダウンを喫し、レフェリーストップ。矢地選手のTKOとなりました。
北岡選手の打たれても前に出てくるというスタイルは本当に恐ろしいです。特に矢地選手の様なストライカータイプの選手は、ことごとく打撃をかわされるよりも、防がれるよりも、効いていないのか?という疑念を抱かされる方が苦痛だと私は思います。
それにしても北岡選手、両膝にかなり痛々しいテーピングがありました。万全ならば、打撃に合わせての鋭いタックルなどもあったかも知れませんね。
また矢地選手もあまりガードはしていませんでした。ただこれは、リーチの差や自らのスウェー、ウィービング等の技術に自信があったからに見えましたけどね!
北岡選手のタフネス、矢地選手の全身を使った伸びやかな左が見者でした!!
レフェリーストップのタイミングも良かったと思います。ショーマンシップばかり意識し、ぶっ倒れるまでやらせるような興行ではいけません。



KINGレイナ vs レイディー・タパ

柔道、サンボをバックボーンに、MMA3連勝の活躍、ビッグマウスも注目の、ジョシカク重量級KINGレイナ選手。今回の相手は、あのギャビ・ガルシア選手からダウンを奪った剛腕プロレスラー、レイディー・タパ選手。
女子重量級日本人と言うことで、唯一無二の存在感を放つKINGレイナ選手ですが、なんと身長は160cmしかなく、ナチュラルの体重は75kg。今回の試合は、88kg契約で肘打ちアリ!デンジャラスです!!
さてTVでは3Rから。お互いのプロフィールが映りませんでしたが、解説席から体重差14kgと聞こえます。身長差もかなりのものでしょう。
レイナ選手は、リーチが短い側のセオリー通りの、ダッキングからのオーバーハンドブローが得意な選手のようです。それでもリーチ差があまりに大きいため空振りが目立ちます。同じリーチの相手なら確実に炸裂したであろうというシーンもありました。
相手のパンチを潜り、強烈な右、そこから組み合い、柔道仕込みの投げ、サンボ仕込みの関節技を狙う、といったように、ある程度ファイトスタイルが完成しているようです。
今回は流石に体格差が大きく、打撃でも組み合いでも体が揺さぶられるシーンがありました。しかし、試合終了間際には狙い通りに組み付いてから投げ、タパ選手がゴングに救われなければ腕ひしぎが決まっただろうと言うところまで追い詰めました。
3-0 判定でKINGレイナ選手の勝利!
流石KING!体格差を跳ね返す勝負強さです。

…彼女のこれまでのマッチメイクも、これからの展望も、なんとなく不安や不満を覚えます。彼女が柔道で重量級であったことから、重量級の外国人とばかりマッチングされているのでしょうが、何しろ身長が160cmしかありません。また本人も、自分はロンダ・ラウジー選手に憧れている、ゆくゆくは同じ階級でやりたい、と言っています。
ロンダ・ラウジー選手のバンタム級(-61.2kg)まで落としても、同じ身長のRENA選手より10kg以上重いのです。私としては、すぐにでも絞って、キレのある動きを見せてもらいたいです。まかり間違っても、ギャビ・ガルシア選手とマッチメイクされるようなことが無いように願います……



堀口恭司 vs 所英男

UFCランキング3位と、日本人史上最も上り詰めたエリート、堀口選手。これまで数々のジャイアントキリングを起こしてきた所選手の最大の壁です。K-1 HERO’S時代から所選手見てきた私としては、アナウンサーの言葉通りの気持ちでした。
「堀口頑張れ!しかし所も負けるな!!」
その思い虚しく…
1R 1分49秒 TKO(レフェリーストップ)
堀口選手の勝利!!

堀口選手の、まるで伝統派の組手の様な広いスタンスに速い出入り。これは堀口選手のバックボーンが伝統派なので当たり前なのですが、所選手もまるっきりそれに付き合うようなスタイルをとっていたのが印象的でした。解説によれば、所選手は伝統派の空手家を招いて、練習をしたとのこと。対策を練習したというよりも、同じ土俵に乗るための練習だったのでしょうか…
開始45秒の堀口選手のローキックを所選手がキャッチ、右のオーバーハンドブローを返します。開始1分、堀口選手は左ジャブからの組み付き。これはお互い突き放してしまいます。この2つの機会、所選手は徹底的に寝技を狙うべきだったのでは…ローキックは両手で捕え直し、向こうからの組付きは絶対に逃さない準備が必要だったように思われます。
リーチの長い所選手の懐に潜り込もうと色々試みる堀口選手ですが、1分39秒の軽い飛び蹴りもその一環でしょう。所選手がこの蹴りに釣り出されパンチを放ったところ、堀口選手の見事なカウンターが炸裂してしまいました。
打撃戦を挑んだその先に、所選手の作戦があったのでしょうか…それを見ることなく、逆境ファイター所英男選手、マットに沈みました。




どの試合も見応えがありました!!!
ベストバウト、MVPというよりも私的に大きかった出来事は、既に述べましたが「地上波ゴールデンでキックルール放送」という事実です。
さらに、RIZINではもっと色々な物が見られた方が面白いという那須川選手の言葉。
これを受けてか、ただの都合か、次回の桜庭選手 vs ダン・ヘンダーソン選手はグラップリングルールで行われるそうです。

RIZINが、多様性のあるイベントに育つことを願っています!!!格闘技バンザイ!!!!!



こちらのブログもよろしくお願いします!主に主夫子育てネタやグルメについて書いてます(`・ω・´)