那須川天心 vs 才賀紀左衛門

まずは才賀選手について。
才賀選手はお茶の間デビューが「K-1甲子園」という高校生大会だったと記憶しています。同じく高校生で天才、神童と呼ばれる那須川選手にシンパシーを感じたからか、昔から目をかけているとのこと。
那須川選手の才能を認めつつ、ずっと見ているから穴もわかると試合前に言っていました。那須川選手はどの試合を見ても常に攻めている。だから防戦に回らせてやる、とも。
本当に気が強く、実際のファイトスタイルも攻撃的な選手です。RIZIN前回大会でも、ディフェンス度外視の凄まじい攻めで相手を飲み込みました。
今回の試合でも、両手の感覚が広く、前の手が下がった構えは明らかに打ち合いを誘っています。那須川選手の圧倒的な攻撃力を前にしてこの豪胆。脱帽です。

しかし結果は皆さんご存知の通り。
1R 1分36秒 那須川選手のKO勝ち!

凄すぎる那須川選手。
しかしその前に言いたいのはこの試合の価値。
私的に重要なのは、例えMIXルールだったとしても「地上波ゴールデンでキックルールが放送されたこと」
これはいつ以来なんだろう…最後のDynamiteが2010年だから…とにかくK-1ファンとしては感動的(´;ω;`)


気を取り直して…
ここがスゴいぞ那須川選手!!!

①凄まじいハンドスピード
冒頭のジャブから並々ならぬキレ。開始16秒、那須川選手の左の強打に才賀選手が合わせに行くも、ウィービングで躱す。
これまでの那須川選手のパンチと、開始25秒頃の才賀選手のワンツースリーでは、スピードにかなり差があるように見受けられます。
また、開始31秒でボディストレートを見せてから、直後にボディストレートのフェイントからの左ハイキック!これが恐ろしく速い!このコンビネーションは、アーネスト・ホースト選手など技巧派ファイターに見られるものです。既にモノにしているところが流石です。
②強打で体が流れない
強打かつ連打の打ち終わりでも必ず下半身が残っており、ボディワークで反撃を躱すことが出来ています。果てしない反復練習により最短最速のフォームを染み込ませ、その過程で自らのボディバランスを完全に把握しているからこそなせる技でしょう。
③試合中の学習能力
開始1分13秒のワンツーが才賀選手の顔面を浅く捉えました。ここから2回ワンツーを打ち込み、3回目でついに完璧に才賀選手の顔面を捉え、試合終了になったのです!
もちろん開始直後から間合いは測っていたのでしょうが、ワンツーを連続で4度試みてKOに至ったという試合は、私の記憶にはありません。

その他にも、バックスピンキックのような回転系の技を完璧にミートする距離感、首相撲となればすかさず膝を入れる対応力、そこからの投げの強烈さ、1つの技を打ち込む思い切りの良さ(特にローキック)などなどストロングポイントは枚挙に暇がありません。
とにかく…那須川選手、スゴすぎΣ(゚Д゚)

しかもマイクパフォーマンスが、私にとって嬉しい内容!
「打撃ルール面白いですか!?どうですか!?」→歓声
かつてK-1 Dynamiteは、立ち技選手同士は立ち技で、総合格闘技の選手はMMAルールで戦わせていました。しかしRIZINでは、キックボクシングの名手アンディ・サワー選手がMMAルールで試合をしたり、当の那須川選手も立ち技専門なのに、あの若さで専門外の舞台に立たされたりしています。
今回の那須川選手の言葉は、この趨勢に一石を投じるものになると思います。適材適所、選手が一番光るルールで戦わせてあげるべきです。現に次回のRIZINでは、桜庭和志選手とダン・ヘンダーソン選手がグラップリングルールで戦うようなので、今後RIZINは様々なルールでマッチメイクしていくようになるかも知れません。
というか、なって欲しい…

次回へ続くッッッ!!!


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