面接を受ける前に「面接ではどのようなことを聞かれるのでしょうか」
面接を受けた後に「面接でこう答えたのですが、適切だったでしょうか」
という質問をしてくる方がいます。
質問をしたくなる気持ちが十分わかりますが、その背景の心理状況がよろしくない時があります。
その心理状況とは、自分が発言することや、行動することに安心感を持てない状況です。
面接というのはある意味で、失敗が許されない極限の状態ですので、安心して発言ができないのはわかりますが、普段の環境のなかで、安心して発言、行動できる環境にどれくらい身を置いているのか、考えてみる必要があります。
ここで言う発言、行動というのは、友達と冗談を言ったりすることではなく、自分の意見を言ったり、相手の意見を聞き出したりすることです。
私が少しお手伝いさせていただいている企業さんで、この安心感が社内でしっかりと保たれている企業さんがあります。
どんな立場の人でも意見や行動することに対して、ネガティブな評価は決してされません。
社員さんがそれぞれ安心して発言、行動し、より良いサービスを作られています。
上司の言うことは絶対
一回でも失言、ミスをしたら干される
マニュアル通りすることだけが求められる
発言(批判)するだけで行動が伴わない
などの職場では、試行錯誤の回数が少なく、その結果、サービスが陳腐化していきます。
これは、一個人についても同じで、安心した環境で発言、行動できる経験を積むことはとても大事です。
なので、就職活動だけをするのではなく、企業内でのインターンシップやNPO、ボランティア活動などに参加し、積極的に発言、行動をしていくべきです。
社会人になってもその活動は続けていくべきでしょう。
試行錯誤できる安心感のある環境で発言、行動することが自分の世界を広げてくれます。