今日は先日の巻き三弦の悲劇の写真について。
どの様なことをしようとして失敗したかの解説と展望を書こうと思います。
巻き三弦の生産性の低さは一に弦のはしを留める際の融着工程にあります。
現在手作業で以下工程です。
弦を巻く
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大きめのボビンに巻き取る
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1メートルを物差しではかり印をサインペンでつける
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印の両端2センチずつのところに巻き戻り防止のためにセロハンテープを巻く
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第一融着(大まかに融着し、切断できるようにする)
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切断
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切断面を徐々に細くなるように第二融着を行う(切断面双方に行う)
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以下繰り返し
上記の工程を以下のように変更するつもりで先日実験を行いました。
弦を巻く
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大きめのボビンに巻き取る
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1メートル辺りのところに印をする
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紫外線硬化樹脂を塗る
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紫外線照射
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切断
なぜ失敗に終わったのかと言いますと、紫外線硬化樹脂を使ったことが無かった為、紫外線LEDの当て方があまかった若しくは選定したLEDの出力が低かった為です。
しかし、この方法で懸念されるのは紫外線照射による芯線の強度の低下です。(紫外線硬化樹脂が固まるということは樹脂内に仕込まれている重合開始材中でラジカル反応が起きる程度なので中々の高エネルギー)
これからも試作の日々ですがモノにして見せます😃
では今日はこの辺で!