間も無く、職場に復帰して3ヶ月。
ここまでほとんど体調も崩さず、毎日頑張ってくれた息子に感謝。
毎日のお店の経営で大変なのに、ほとんど毎朝保育園までの送りを頑張ってくれてる旦那さんに感謝。

私が復帰させてもらった仕事は、産休前にやっていたことと近しいこともあって、お店の準備で育休中も働いてたお陰で、復帰早々にアクセル全開でも体力的にも何とか頑張れた。

毎日、改めて家族みんな頑張ってるなぁと思う。

自分が母親になるまでは、時短で働くママ社員さん達を私はかなり間違った解釈で見ていた。

時に早く帰れることを羨ましく思ったり、子どもが病気で出社できない日が続いたり、帰らなくては行けなかったりして私の仕事が増えたら、それはそれでちょっと迷惑だなぁくらいの気持ちを多少なりとも持ってしまっていた。

現実は、早く帰ってるどころか会社出た瞬間から自分と時間との戦いで、基本は小走り。電車乗り継ぎ、迎えに行く頃にはお腹が空いたり疲れたりしてグズる子どもを、どうにかパックの牛乳などで機嫌を取って自転車の後部座席に乗せて、途中泣き叫ばれても暴れてもとりあえず安全運転を死守しながら家までたどり着かなくてはいけない。雨の日も酷暑の日も。

家に着いたらご飯を準備して食べさせるのに一苦労。お風呂に入れて、ミルク作って飲んで、暴れて嫌がるの歯磨きを頑張って、延々と絵本読んであげて、遊んで、そして寝かしつけるわけで。。

自分の時間は、やっと寝てくれてからのちょっとの時間。明日の献立考えたりちょっとした家事をこなしたりしてるうちに、自分のご飯ややりたかったことを忘れてしまうくらい何だか追われているこの日々に、私は今それなりに呆然としている。

それを、そんな毎日であることを1ミリも理解せずに無意識にママ社員さん達に冷たい視線を送る一人になっていたそんな過去の自分を思い返すと、今はただただそんな自分が恥ずかしい。

子どもが病気にでもなろうものなら、母親は片時も休めない。休むどころか心配で、下痢や嘔吐が続くような夜は気が気じゃなくて休むどころじゃない。言葉が喋れない子どもを相手に病気の症状を探るということがどれほど大変であるか、これは想像できることじゃない。

でも今はその立場となり、少なくともママ社員の気持ちが分かるようになって良かった。短い限られた時間で集中して成果を出すママ社員達がもっと気持ちよく働き、パパ社員ももっと早く帰って育児を共にして、毎日をもっと楽しく過ごせたら、世の中もっと良い社会になるんじゃないかと思う。

ワークライフバランスはスローガンだけじゃ実現しない。ママもパパも、そうでない人も、子育てと家族の在るべき姿をちゃんと自分ごととして理解した時、はじめて目指せるものなのではないかと私は思う。