久しぶりに大学四年生とたくさん話す機会があった。

とあるパーティーに以前勤めていた大学の学生からお呼ばれした。

趣旨が分からないまま参加したその場所には、これから日本の未来を担うエリート君たちがたくさんいた。


名だたる企業や省庁に4月から籍を置く彼ら。

久々に自分が最年長のコミュニティは新鮮で、思わず色々な子と話した。

「なんでその会社に行こうって決められたの?」大学三年になる妹がいる私には聞いてみたい質問だった。

ヒアリング結果は微妙。

パンチの効いた答えは少なく、ほとんどがお給料がイコールやりがいだった。

少し残念な気持ちになった。

間違いなく数年後、彼らは日本を動かしている主要メンバーになる。

スゴいことだと思う。

ただ、一つ残念なのはあまりに普通であるということ。

オリジナルなインパクトが弱く、若いならもっと暑苦しいくらい真っ直ぐな情熱で溢れててイイと思う。

それが無い彼らはイマイチ面白くない。

政治や教育といった堅くて取っかかりを作りにくい分野ほど、遊びやユーモアが必要だ。

大上段から偉そうな発言をしたところで、社会をワクワク期待させる仕掛けは作れない。

今だから私は学生たちに伝えられる。

会社に入るなら、業界やネームバリューで絞り込む前に、自分が世間とどんな関わり方をしたいのか必死に考え抜けと。

好きなことややりたいことを考えるのではなく、自分の性格として思わず気が付いたらやってしまうこてや、続けて苦じゃないものは何か。

それを考え抜くと一つの共通した自分に相応しいキーワードが見えてくる。

私は四年目にして三社目で気が付いた。

学生は私の経歴に驚きながら少し引いていた。

でも私本人はキャリアに傷が付いたとは微塵も思っていない。

むしろ全ての経験に感謝の気持ちでいっぱいでいる。


最初に今の会社にいたら絶対に感じられない気持ち。

これから先も絶対に忘れてはいけない気持ち。