ホットコーヒーM


黄色いカップが、静かにそこにある。


マクドナルドのコーヒーを、私は侮っていた。


しかしこの一杯には、余計なものが何もない。


苦味と温度だけが、静かに喉を落ちていく。


シンプルであることは、時に最強である。






塩レモンタルタルソース


なぜ君は、単体で売られているのか。


19グラムという慎ましい重さの中に、


レモンの酸味と塩気が、静かに同居している。


このソースだけで、記者会見が開ける気がした。


…「本日、塩レモンタルタルが世界を獲りました」と。






ポテトL


圧巻だ。


Lサイズという名の、黄金の密林。


どこから手をつければいいのか、一瞬だけ迷った。


しかし人間とはそういうものだ。


気づいたら、手が動いている。


熱いうちに食え。これは哲学ではなく、本能だ。






フィレオフィッシュ


白い。実に、白い。


タルタルソースが崩れ落ちそうなほど主張している。


しかしこのバーガーの本質は、その慎ましい魚にある。


派手さはない。

しかし、確かにそこにいる。


フィレオフィッシュとは、縁の下の力持ちである。







ダブルてりやきマックバーガー


溢れている。タレが、溢れている。


これはバーガーではなく、もはや事件だ。


二枚重なったパティに、てりやきソースが容赦なく攻めてくる。


食べる前から、紙が犠牲になっている。


しかし私は怯まない。


むしろこの混沌の中にこそ、真の旨さが宿ると確信している。


口に入れた瞬間、甘辛いタレが全てを支配した。




…ああ、これが、マクドナルドか。