口のケアは口内炎の予防に欠かせないものですが、なってしまった後も細菌の増殖を防いで悪化させない、また治りを早めるために口の中を清潔に保つことが大切です。
日頃、丁寧に歯磨きをしていない人は、正しいブラッシングの仕方など口腔ケアの方法を見直してみましょう。
この場合、粘膜を傷つけないよう、やわらかめの歯ブラシや刺激しない歯みがき粉を選ぶのもポイント。
朝・夜・食後の歯磨きはもちろん、こまめにうがいをすることも口内炎を早く治すために効果があります。
殺菌成分を含んだうがい薬、塩水でうがいをするのも良いとされています。ただ、うがい薬や塩は口の中の細胞を傷つける恐れがあるので、いずれも最後に水でうがいをして洗い流します。
職場や学校などで歯磨きがしづらいという人も、食後はうがいだけでも習慣にしておくと良いかも知れません。
②免疫力をアップ
口内炎は免疫力低下のシグナルとも考えられます。人のからだに備わっている、細菌と闘う力=免疫力の衰えが口内炎に結び付く原因だからです。特に口や鼻の粘膜は細菌などの外敵が侵入する器官。侵入からガードする免疫力をつけることは、全身の健康のためにも重要です。
免疫力のコツとしては、就寝前にぬるめのお風呂に入る、好きな音楽を聞いたり、映画を観たり、またウォーキングなど軽くからだを動かすだけでも効果的です。
時間がない時でも、仕事や家事の合い間に、座ったままで伸びや深呼吸をするだけでもストレス解消になります。
夜遅くにスマートフォンやパソコンの画面を見ないなど、肉体・精神共、リラックスするのが大事です。
口内炎をつくらない生活習慣は、そのまま全身の健康につながります。
心身のバランスがとれた毎日を送れる様、この対処法を活用して頂けると有難いです。