既にご存知のように、15日パリのシテ島にあるノートルダム寺院が火災炎上しました。
(画像はテレビ朝日より拝借しました)
ヨーロッパンの建てものは石作で長い間保存がきき、昔の姿で建っていますが、どうしても木材を使わなければならい個所があります。
特にゴシック建築はキリスト教の精神を反映し天へ天ヘと空高く伸びてゆきます。11世紀から12世紀にかけてゴシックは流行りましたが、ノートルダムもゴッシック建築としては初期の頃の名建築です。
内側の梁によって大きな窓が現れ、ステンドグラスなど美しい明り取りが出来ました。石作りと言っても石の天井を支えるほど周囲は頑丈じゃないので、天井は木製です。今度の火災でも天井と木製の塔が焼け落ちましたね。
イギリス中部のイーリー聖堂の天井を参考にあげてみましたが、これはロマネスクとゴシックの融合と言われていますが、大半がゴシックです。ここでも天井は木製で美術品のように絵柄が施されています。
だから日本の木造建築のようにゴシック建築も火災には弱いのです。ノートルダムも1日も早い復興が待たれます。何年かかるだろろ。ミラノの大聖堂は完成まで500年かかったと言わてます。スペインのサグラダファミリアは今も建築が進んでいます。油断大敵火の用心ですね。