昔は不思議な夢をよく見たものです。
今では考えられないけど、昔は海外渡航が制限されていて、一度海外のある場所を訪れたら、二度とそこの友人に会えないだろうという恐れを抱いていました。皆さんにはそんな経験はないと思います。
私はよくこんな不思議な夢を見ました。
例えば、ミネソタから帰国した頃の夢はこうでした。94号線のハイウェーを友達の家に向ってドライブしているらしいのです。途中までは景色もそのままですが、段々様子が変わって来ます。最後は昼間なのに真っ暗闇の道を進み、行けども行けども友達の家に着きません。物凄く焦ってます。振り向いたら真っ暗な空を走っているのです。そこで夢から覚めます。寝汗をかいています。
また、ある日、授業に出ようと大学に行きます。クラスで友人と待ち合わせしているのに、校舎じゅうを歩いて探してもクラスにたどり着きません。約束の時間がどんどん過ぎてゆきます。物凄い慌てようで、目を覚まします。
ロンドンでも、パリでも、ヴェネツィアでも、帰国後には変な夢になって現れます。どうしてだろうか?そして昔訪れた海外の場所に15年以上経って再び行って帰国すると、そのような夢はピタリと見なくなります。
この絵もそんなロンドンでの夢を以前思い出して絵に描いたものです。ロンドンの郊外にバックハースト・ヒルズという住宅地があります。そこにクイーンズ・ロードというメインストリートがあり、途中に文具・パソコンの店がありました。この店の前は細い路地になっています。この通りを右に行くとイギリス人の友人の家がありました。夢の中で散歩している時に現れた不思議な女性がこちらを見つめています。夏なのに厚いコートを着て、無言です。連れて行ってあげようと、誘っているような素振りで近づいてきます。慌てて無言で通り過ぎ、振り返ると、もうそこには彼女の姿はありませんでした。
ロンドンでの夢は他にもあります。賑やかなオックスフォード通りを歩いていると、突然、通りから人が消えて、周りの建物が巨大化し、押し寄せてきて押しつぶされそうになります。その瞬間、夢から覚めるのです。
しかし、もう一度訪れた後はこんな夢は見なくなります。人間の心って、人によって異なるでしょうが、不思議ですね。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ