アンヴァリッド | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 昔、パリにいた頃、暇があれば市内の散策に出かけました。右岸のプチ・パレから華麗なるアレクサンドル3世橋を渡って左岸に行くと、正面にアンヴァリッド(廃兵院)が見えます。ここにはナポレオンの墓があります。


 ナポレオンはフランスでは「自由、平等、博愛」をかかげた革命の旗手として、栄光のフランスを築いた男として讃えられていますが、ヨーロッパでは欧州諸国を侵略した男として誰も称賛はしないようです。


 ナポレオンはロシアにも攻め込みました。フランス軍が冬の寒さに敗退していく様子をチャイコフスキーは序曲1812年という曲で劇的に表現しています。そのロシアが後年セーヌ川で一番美しい「アレクサンドル3世橋」をナポレオンの墓があるアンヴァリッドに通じるセーヌ川にプレゼントしたというのだから実に面白い。


 この左岸の道を散歩しながら、時を過ごすのは何と素晴らしいことでしょうか。少し歩くとオルセ-美術館があります。そんな遠い夏の午後のスケッチです。


アンヴァリッド



    アレクサンドル3世橋とアンヴァリッドの写真

アレクサンドル3世橋




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