日本人の愛国心
６月２６日放送の『たかじんのそこまで言って委員会』で取り上げられた話題で、番組を見た視聴者から多くのメッセージを頂きました。私の気持ちは伝わったと思いますけど、なんせ番組の短い尺ですので、ブログで補足をさせて頂きます。
『日本人の愛国心とは？』
日本人が愛国心を語るとき、人によっては他国に比べて日本人は愛国心が足りないだとか、愛国心にこだわりが無いだとか。そんな意見が聞かれるけど、実のところどうなの？番組では外国人をスタジオに招いて意見を聞いてたけどさ、私からするとそのどの意見もしっくりこなかったのね。だって彼らは日本の教育を受けてきたわけじゃないから、現状の日本人を見て日本人の愛国心を判断してる。私は保育園から始まって、ランドセルを背負って小学校も行ったし、三つ折ソックスにこだわるような校則の厳しい公立の中学にも通った。この容姿でセーラー服も着たんだよね。もちろん学校行事のことあるごとに国旗掲揚を見てきたし、国歌だって歌った。あの番組に出てた外国人で、たぶん日本の国歌を暗唱出来るのなんて私ぐらいなもんでしょ。もちろん日本人の評論家の方々も意見していたけど、私からしたら時代錯誤の意見ばかりだし、今の日本を、これからの日本を背負って立つような人々の意見とのズレを感じたのね。
私は外国籍だけど、自らが外国人であることを常日頃意識して育ったわけではなく、それは周りの日本の人たちが私を外国人であることを感じさせないぐらい、みんなと変わりなく接してくれたおかげで、そのせいもあって日本人の気持ちで意見することも出来るのね。その私が思うのは、、、
正直、愛国心と言われてもピンときませんってこと。他国に比べると国旗を見る機会も国歌を耳にする機会も少ないのは確かなんです。海外は国営放送見てると国歌が流れてニュースが始まったり、国旗をモチーフにした雑貨が売ってたり。日常の生活で国旗や国歌に触れることが特別じゃないのね。そしてそれに敬意を払うことも当然のように教えられてきた。そこに過剰なまでの意味は無くて、愛国心の表れとして受け取られたりはする。
でもねこの国では個人で国旗を掲げることあまりないよね？かといって愛国心が無いわけでもないのに、むしろどうやって愛国心は表現するべきなのかなんて教えられてこなかったからわからないんだよね。愛国心を表すための術も分からないし、愛国心の意味もよく分からない。
もしここで愛国心を表現することは、まるで宗教のように無条件で国を崇めてるというような見方をされるわけで、その意思表示としての国旗掲揚にどこか戸惑っているようにさえ思えるのね。
かつて日本は外国によって『日の丸』掲揚を禁止された時期があったよね。あの時から日本人には国旗掲揚することへの後ろめたさが芽生えたのかもしれない。外国籍である私がとやかく言うつもりは無いけど、正直『日の丸』を語るときそれが『過去の侵略戦争』と結び付けられることがあって、まるで『日の丸』を掲げることは『日本の侵略戦争を肯定している』なんて解釈をされることもあり、例えば隣国が反日感情の表現として日本の国旗を焼き払って見せたり、そうゆう行為から見ても『日の丸』が『侵略戦争』の象徴と置き換えられていると言っても過言ではないと思う。しかもその行為に対して、国がけん制することもないもんね、まるで『日の丸』の威厳が無いことを意味しているわけで。
確かにかつてお国の為に命を捧げる若い兵士を国旗を振って見送って、その戦いで多大な犠牲を負った日本だから、『日の丸』を見るだけで心が痛む世代がいるのも否めない。ただどちらかといえば今の日本が国旗掲揚に躊躇があるのは戦争の犠牲者の遺族に対する思いより、隣国に対する配慮のような気がしてならない。
他国の場合、国旗を傷つける行為をすれば罰則が与えられることも少なくて、いつまでも『日の丸』に対して曖昧な扱いである日本の政府を見れば、それが海外から愛国心の無さなのではないかと受け取られてしまいかねないのが残念です。『日の丸』にそもそも戦争に結びつく意味合いは無かったわけで、『君が代』にも同様にそのような歌詞は含まれていない。それなのに国旗掲揚して国歌を歌えば戦争責任論が常について回るのは如何なものか。
私は日本で育ってきたのでエジプトの国旗が揚げられるのを目にすることも、国歌を歌うこともほとんどなかった。学生のころ日本でバレーボールの国際試合の観戦に行った時、エジプトチームの国歌斉唱を耳にして国旗が掲げられているのを目にしたときは、全身鳥肌が立って涙したのを覚えている。例えその国に育っていなくても、その国に生まれたこと、それは故郷を思う気持ちと同じで、祖国に対する想いはむしろエジプトにいる国民よりはるかに大きいのかもしれない。ほとんどの人が自国に生まれ自国に育つから、自国に対する望郷の想いなど意識したこと無いかとは思うけど、愛国心ってまるで産んでくれた母を思うように、その切っても切り離せない絆のようなものに対する想いで、自分の中に流れてるスピリッツなんだよね。 今の日本じゃその想いを表現することがどこか容易じゃなくて、日本が結束するきっかけにすら支障をきたしていような気がするんだよね。
日本人は愛国心が足りない国民なんかじゃないと思う。日本人として生まれて日本に対して無関心な人なんています？？国旗を揚げるのにためらったり、国歌を歌うことをためらったり、どうやって愛国心を表現したらいいのかな？今の若者は戸惑っています。日本の政府は『日の丸』や『君が代』をどう扱っているのかその姿勢を国民や隣国に見せるべきでは無いでしょうか？あまりに自由に扱われすぎていてその威厳が失われつつあります。
東日本大震災の後、世界中の人々が日の丸に応援メッセージを書いてくれました。それでも日本では国旗掲揚の問題が議論されていました。今、日本中が心を一つにして日本を立て直さなければいけない時期に、その象徴として日本人であることのアイデンティティの再確認として本来ならば国旗は重要な役割を持つべきなのかもしれない。日本人が愛国心に素直に国旗掲揚できる日はくるんですか？日本の復興を考える今、問われるべき大事なテーマの一つではないでしょうか？
『日本人の愛国心とは？』
日本人が愛国心を語るとき、人によっては他国に比べて日本人は愛国心が足りないだとか、愛国心にこだわりが無いだとか。そんな意見が聞かれるけど、実のところどうなの？番組では外国人をスタジオに招いて意見を聞いてたけどさ、私からするとそのどの意見もしっくりこなかったのね。だって彼らは日本の教育を受けてきたわけじゃないから、現状の日本人を見て日本人の愛国心を判断してる。私は保育園から始まって、ランドセルを背負って小学校も行ったし、三つ折ソックスにこだわるような校則の厳しい公立の中学にも通った。この容姿でセーラー服も着たんだよね。もちろん学校行事のことあるごとに国旗掲揚を見てきたし、国歌だって歌った。あの番組に出てた外国人で、たぶん日本の国歌を暗唱出来るのなんて私ぐらいなもんでしょ。もちろん日本人の評論家の方々も意見していたけど、私からしたら時代錯誤の意見ばかりだし、今の日本を、これからの日本を背負って立つような人々の意見とのズレを感じたのね。
私は外国籍だけど、自らが外国人であることを常日頃意識して育ったわけではなく、それは周りの日本の人たちが私を外国人であることを感じさせないぐらい、みんなと変わりなく接してくれたおかげで、そのせいもあって日本人の気持ちで意見することも出来るのね。その私が思うのは、、、
正直、愛国心と言われてもピンときませんってこと。他国に比べると国旗を見る機会も国歌を耳にする機会も少ないのは確かなんです。海外は国営放送見てると国歌が流れてニュースが始まったり、国旗をモチーフにした雑貨が売ってたり。日常の生活で国旗や国歌に触れることが特別じゃないのね。そしてそれに敬意を払うことも当然のように教えられてきた。そこに過剰なまでの意味は無くて、愛国心の表れとして受け取られたりはする。
でもねこの国では個人で国旗を掲げることあまりないよね？かといって愛国心が無いわけでもないのに、むしろどうやって愛国心は表現するべきなのかなんて教えられてこなかったからわからないんだよね。愛国心を表すための術も分からないし、愛国心の意味もよく分からない。
もしここで愛国心を表現することは、まるで宗教のように無条件で国を崇めてるというような見方をされるわけで、その意思表示としての国旗掲揚にどこか戸惑っているようにさえ思えるのね。
かつて日本は外国によって『日の丸』掲揚を禁止された時期があったよね。あの時から日本人には国旗掲揚することへの後ろめたさが芽生えたのかもしれない。外国籍である私がとやかく言うつもりは無いけど、正直『日の丸』を語るときそれが『過去の侵略戦争』と結び付けられることがあって、まるで『日の丸』を掲げることは『日本の侵略戦争を肯定している』なんて解釈をされることもあり、例えば隣国が反日感情の表現として日本の国旗を焼き払って見せたり、そうゆう行為から見ても『日の丸』が『侵略戦争』の象徴と置き換えられていると言っても過言ではないと思う。しかもその行為に対して、国がけん制することもないもんね、まるで『日の丸』の威厳が無いことを意味しているわけで。
確かにかつてお国の為に命を捧げる若い兵士を国旗を振って見送って、その戦いで多大な犠牲を負った日本だから、『日の丸』を見るだけで心が痛む世代がいるのも否めない。ただどちらかといえば今の日本が国旗掲揚に躊躇があるのは戦争の犠牲者の遺族に対する思いより、隣国に対する配慮のような気がしてならない。
他国の場合、国旗を傷つける行為をすれば罰則が与えられることも少なくて、いつまでも『日の丸』に対して曖昧な扱いである日本の政府を見れば、それが海外から愛国心の無さなのではないかと受け取られてしまいかねないのが残念です。『日の丸』にそもそも戦争に結びつく意味合いは無かったわけで、『君が代』にも同様にそのような歌詞は含まれていない。それなのに国旗掲揚して国歌を歌えば戦争責任論が常について回るのは如何なものか。
私は日本で育ってきたのでエジプトの国旗が揚げられるのを目にすることも、国歌を歌うこともほとんどなかった。学生のころ日本でバレーボールの国際試合の観戦に行った時、エジプトチームの国歌斉唱を耳にして国旗が掲げられているのを目にしたときは、全身鳥肌が立って涙したのを覚えている。例えその国に育っていなくても、その国に生まれたこと、それは故郷を思う気持ちと同じで、祖国に対する想いはむしろエジプトにいる国民よりはるかに大きいのかもしれない。ほとんどの人が自国に生まれ自国に育つから、自国に対する望郷の想いなど意識したこと無いかとは思うけど、愛国心ってまるで産んでくれた母を思うように、その切っても切り離せない絆のようなものに対する想いで、自分の中に流れてるスピリッツなんだよね。 今の日本じゃその想いを表現することがどこか容易じゃなくて、日本が結束するきっかけにすら支障をきたしていような気がするんだよね。
日本人は愛国心が足りない国民なんかじゃないと思う。日本人として生まれて日本に対して無関心な人なんています？？国旗を揚げるのにためらったり、国歌を歌うことをためらったり、どうやって愛国心を表現したらいいのかな？今の若者は戸惑っています。日本の政府は『日の丸』や『君が代』をどう扱っているのかその姿勢を国民や隣国に見せるべきでは無いでしょうか？あまりに自由に扱われすぎていてその威厳が失われつつあります。
東日本大震災の後、世界中の人々が日の丸に応援メッセージを書いてくれました。それでも日本では国旗掲揚の問題が議論されていました。今、日本中が心を一つにして日本を立て直さなければいけない時期に、その象徴として日本人であることのアイデンティティの再確認として本来ならば国旗は重要な役割を持つべきなのかもしれない。日本人が愛国心に素直に国旗掲揚できる日はくるんですか？日本の復興を考える今、問われるべき大事なテーマの一つではないでしょうか？