学校の先生に連れられてメディナをめぐった。

以前クラスメートのマルゲリータが
「先生みんなでご飯食べたりしたいです!」
と提案して、みんなでいーねー!!と盛り上がった。
すると先生が
「どうか、お願いだからラマダン明けにして!」
と懇願してみんなで笑ったことがあった。

今日がその日。
二クラス合同のツアーになったけど、
土曜日ということもあって15人くらいの集まりになった。

先生は民族衣装に身を包んで
いつもよりかっこよくみえた。

授業でチュニスの旧市街について学んだことがあって、
それを実際にみてみよう、という趣旨でもあった。
民族衣装を着た先生に連れられて
見た目にもさまざまな国籍の人が
アラビア語で説明を受けている姿は不思議だったようで
通りの人にちらちら見られつつ。

何年ぶりかの遠足。
いろんな人と並んで歩きつつ観光。
たのしーい!
「今日もテンション高いね」
と一緒にシチリアに行った友達に言われた。

今日も・・・?

それまで私のイメージは
呉服屋のお嬢さん
だったらしい。笑
誰かがそういった時、日本人コミュニティーで賛成の声があがったらしい。
呉服屋って・・・
「ちょいと番頭さん、昨日の帳簿みせとくれ」
と軽いのりで呉服屋さんごっこしてるうちに

Bab EL KHADRAへ。
Bab とはアラビア語で のこと。
チュニスにはここを含めて13の門があり、
かつて市内を守っていたそうだ。

その後メディナやスーク、モスク。歴史のある建物。「OOさんち(笑)」を周る。
そして地元の先生がいてくれたからこそ知ることができたことも。
伝統工芸のお店。
たとえば織物職人や縫い物職人、左官やさんなどの作業場を見ることができた。
言われなきゃ気がつかないかもしれない、
建物と建物をつなぐアーチ部分だとか、
敷き詰められた石だとか、家の柱だとか、壁だとか、タイルの歴史。
今も住居として使われているものがどのくらい昔からあるとか。

しっかし四時間もぶっ続けで
古ーい石畳の道を歩いてみんなへとへとだった。
スークの中でみんなでご飯を食べた。
コーヒーの飲もうよってことでうろうろ。
でもすごい人数だから座れる場所がない。

結局、新市街の中心、ハビブ・ブルギバ通りにでて
カフェ・シャンゼリゼでお茶。
「シャンゼリゼのアイスおいしーよ!」
と言ったばっかりに。
でもみんなおいしいって言ってくれた。

寒い中ダブルのアイスを食べてると、
台湾人のハサンに
「fifi、絶対風邪ひくよ。薬用意しとくから」
と言われた。

冬休みをどう過ごすかって話になって。
イタリア出身の子達はクリスマスは家に帰るって言ってた。
いーな。近くって。

私はまだ考え中。
クラスメートが南に誘ってくれてて。
それも魅力的。
でもせっかくのクリスマス。
ヨーロッパにいくのもいいな。
冬の砂漠は寒そうだしな。
チュニジア人の友達とお茶した。

Hello!とか Bonjour! とか
通りで言われてもわりと無視してしまう私。
だいたいみんないい人なんだろうけど、
挨拶を交わすとずーっと付いてこられたり、
質問攻めにされたりすることも少なくないから。

学校には日本人が何人もいるけど、
チュ二スの大部分の人にとって
アジア人はめずらしいみたい。

突然「日本人?中国人?韓国人?」
って言って来る人も少なくなくて。
最初はたじたじだった。
「日本人」って答えると
「何やってるの?学生?結婚してる?どうしてチュニスに来たの?」 
こんな調子。

最近は冷静に考えても失礼だな、と思って、
そういう話し掛け方をする人は無視することにしている。
何度か学校の友達を無視してしまったこともある。
後ろからHello!とか言われたらわかんない。

今日お茶をした人は、
以前話してすごく感じのいい人だった。
会ったのが家の近所で、
大通りにいるときほど私が警戒してなかったのせいかもしれないけど。
アラビア語で挨拶してくる近所の人に対してはこちらも構えなくてすむ。

だいぶ話してから、
どうやら彼は日本語を学びたいことがわかった。

日本語を学んでいる人の中には
突然日本語で親しげに話し掛けてきて、
どこでどれだけ日本語を学んだ、と一方的に話して、
こちらが明らかにひいていても、
当たり前のように電話番号を聞いてくる人もいる。
そういう態度をとらなければいいのに。残念に思う。

そんなこんなで必要以上に警戒してしまっている私。
話し方や話題、気の使い方で
この人とは仲良くなれそうだと思ったので、
旅行から帰ったら会うことにした。

日本語を教えて欲しいと言われたんだけど、
私は教える技術なんて持ちあわせていない。
でも「あいうえお」からということで
それなら手助けできるよ、とOKした。
でもその前にお互いを知る必要がある。
「レッスンを始める前にまずはお茶をしましょう。
そしてお互い気が合いそうだったらその後考えましょう」

ともちかけた。

今日がその日だった。
2時間近く話して。
彼とはお友達になれそうと思った。
家族の話や小さいころの話を聞いて。
小学生の頃、日本人の先生に教わっていたそうだ。
それが日本に興味を持ち出したきっかけのようだった。
仕事が忙しくて学校にはなかなか通えない。
だからもしよかったら交換で日本語とアラビア語教えっこしましょうと。

来週から早速レッスンが始まる。
ちょっと楽しみ。
旅行で楽しんだ分、帰ったらがんばらなきゃね。

旅行に行ったメンバーは私を含め三人とも
遅刻することもなくちゃんと学校に来ていた。
学校は朝8時に始まる。

東京にいた頃は朝がつらくてつらくてしょうがなかった私だけど、
こっちにきてから毎朝自然と目が覚める。
時差のおかげかもしれないけど。
朝が弱いことがものすごいコンプレックスだった私は
これだけで毎朝とっても気持ちがいい。

授業の前に友達にお土産をわたしたりして。
「すっごい幸せそうな顔してるよ。
よっぽど楽しかったんだね」
と何人かに言われた。

イタリア人のクラスメートにいーなーって言われた。
私たちの感覚では
ヨーロッパに週末旅行できるなんてラッキー☆
こんなに安いし今のうちに行っとけー!
 
と思っていたけど。
ヨーロッパ人のクラスメートたちには
週末に自分の国へ帰るようなもの。
贅沢な旅立ったんだと知って驚いた。

お昼は仲良しのお友達とのんびり食べた。
旅の報告。
彼女は仕事を兼ねてこちらに来ているので
来週にはチュニスを発ってしまう。
こんなに早く二ヶ月が経つなんて。
さみしいな。