とことこ◯日本+記 -16ページ目

とことこ◯日本+記

日本のくらしと自然を調べたり、味わったりした覚え書き、など

前から一度行ってみたかった川端見学。湧水や川の水を循環させて使う生活はもはや現実的ではないが、琵琶湖湖北の針江地区では76軒の家庭が川端文化を大切に守っていて、その光景は感動的であった。
育てた野菜を川端の水で洗ったり、豆腐をボウルを持って買いに行ったり、ひとつひとつのものを大事にする美しい生活が、ここではまだかろうじて存続している。

【針江生水の郷】
http://www.takashima-kanko.jp/spot/shinasahi/458.html
【命めぐる水辺】
滋賀県の針江町はどこを掘っても良質な水が湧き出ることから、各家庭ごとに井戸を拡張したような川端があり、そこで野菜を洗ったり麦茶を冷やしたり、生活のための水が大切に使われている。
川端文化が紹介されている「映像詩里山~命巡る水辺~」(NHK)
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j2586266_20040417_0186

日時:2014年10月30日
場所:滋賀県高島市針江地区


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琵琶湖湖北、京都からJR湖西線・近江今津行で1時間くらい


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水路と焼杉板の風景

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川端には内かばたと外かばたがある。写真は外かばた

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川端は各家庭ごとに特色がある

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苔が美しい

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洗った茶碗の米粒などを食べてもらうための鯉がたいていいる

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町内で有名なお豆腐屋さんの川端

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お寺の境内ではこんこんと水が湧き出ていた

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焼杉板の家が多い

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あちこちで柿が干されていた

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川端の水が流れ着く琵琶湖北岸

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三五郎さんの船着き場

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この網でフナなどを捕っていたという

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地元の食材を使ったかばた弁当

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買ったが食べられなかったフナ寿司

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川端につかっているのは名産の瀬田しじみ




埼玉県入間郡と所沢市にまたがるエリアにある三富新田(さんとめしんでん)に行った。三富新田は、短冊型に割られた地割が非常にユニークで、各農家の敷地は①母屋②畑③雑木林に均等に分割されていて、雑木林の落ち葉は畑の堆肥に用いられ循環する。今回は「雑木林の一年」の中で三富新田の絵を描いたことがきっかけで、「三富新田世界農業遺産シンポジウム」に参加した。結果的に、三富新田は農林水産省の農業遺産推薦地とならなかったが、人の暮らしと自然の繋がりを、都会の近くで実感出来る貴重な場所である。

【埼玉県指定旧跡「三富新田」】
http://www.town.saitama-miyoshi.lg.jp/kanko/rekishi/santomeshinden.html

日時:2014年8月23日
場所:埼玉県三芳町

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シンポジウム受付

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三富新田ガイド

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三富新田は上空から見ないと面白さがわかりにくい

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区割りのはじには雑木林がある

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村祭


「鎌倉あるものさがし」という企画で、鎌倉市某川の河口へ。この川には、アカテガニ、クロベンケイガニ、ベンケイガニなどが草地や岩場に生息し、夏の大潮の満潮時、満月の夜に産卵(ふ化した幼生を放つ)が見られるという。
現場にはその神秘的な光景をおさめようと神奈川テレビが夕方前からスタンバイしていた。スタッフは万全の体制を整えていたが、つぎつぎと「あ、うんだ」と声が上がる中、なぜかテレビスタッフのみ産卵シーンを逃し続ける。そのうちスタッフの一人がずるりと滑って川に斜めに落ち、「もうぼろぼろですわ」と肩を落とした。
しかし、観察を終えて満足な参加者一同が夕食を終えた頃、「撮れました!!」と歓喜の報告が入り、ニュースで無事放送されたようだ。

場所:鎌倉市
日時:2014年8月11日

【アカテガニ】
はさみあしが赤く、甲羅の前半も赤みを帯びることがある。6~7月の大潮の夜、河口や海岸で、幼生を水に放つ。(小学館のNEOポケットより)
→水の中で親ガニがぷるぷるっとふるえ、その後でぼわっと煙のように幼生が放たれていた

「鎌倉あるものさがし」
鎌倉の自然、歴史、風土、文化などの資源、地元のもっているポテンシャルをさがして歩く屋外ワークショップ型ハイキング。ガイドは鎌倉駅前ソンベカフェの宇治香さん。
【トランジションタウン鎌倉】http://ttkamakura.net/


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はさみあしが赤いアカテガニ

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全体に赤く、はさみ足の先が白いベンケイガニ

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地味なクロベンケイガニ

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崖を見上げるとあちこちからカニが

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暗闇で格闘するテレビクルー
昨夏オオムラサキの乱舞に感動した山梨県北斗市へ。すでに8月ということでオオムラサキはほとんど見られなかったが、昨年と変わらずカブトムシがぶんぶん飛び回っていた。
北斗市は国蝶オオムラサキの一大生息地ということで、まだ多くの雑木林が残っているが、どの林も用のなくなった薪炭林の末期という感じで、このままでは代替わりや開発を契機に、地主は土地を簡単に手放してしまうと想像される。
生活と同期してきた日本の自然は、そこにお金が発生しないと維持されない。
鵜飼い文化を町ぐるみで盛り上げている長良川のように、「オオムラサキがいる雑木林」という自然素材が、なんとか町づくりや環境維持のアクションにつながらないものか。
オオムラサキセンターがある以外、今のところ北斗市にその予兆は感じられない…

場所:山梨県北斗市
日時:8月8日・9日

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ノコギリクワガタ、大きめ

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今年も木に登る田中さん

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カブトムシ登場

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林を徘徊する大人

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コクワガタ

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ツチノコ?

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がちがちと闘うカブトムシ

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美しいアカアシアオオオカミキリ

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巨大なクヌギが生える放置雑木林

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アオカナブン

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まだオオムラサキがいた

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オオムラサキセンターへ

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展示その1

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展示その2

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ハウス内で樹液に群がるオオムラサキ
日本三大清流は、高知県の四万十川、岐阜県の長良川、そして最後のひとつは意外に(東京の)近場の柿田川である。四万十川196km、長良川166kmに比べて、柿田川は1.2km。多くの車が走る国道1号線の脇で、富士山に降った雨や雪が(推定)26~28年の時を経て三島に湧き出し、近くの狩野川に合流する、その僅か1.2kmの区間が日本三大清流の柿田川となる。
かつて紡績工場が作ったという井戸から湧き出る水は美しく感動的。ここから1.2kmの区間はほぼ無菌状態の完璧な清流で、三島や沼津に住んでいる人の水道にも使われる。
三島の町はいたるところに美しい水が流れ、その水にさらした名物のウナギは非常に美味しかった。

場所:静岡県駿東郡清水町
日時:2014年8月4日

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紡績工場がつくった井戸から湧き出る水、宝石のようなブルー

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湧き出る水で砂がうごめいている

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わき水はあちこちから出ている

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ここから1.2km流れ、狩野川に合流する

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三島うなぎ横町(入った店は「直よし」ではなく「高田屋」。一番有名な店は「桜家」)

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うな重を頂く

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かつて三島大社の池にいたといわれるウナギには耳が生えている

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うなぎかご、「ず」とか「うけ」などといわれる