アクションカメラと呼ばれるものは、屋外で使うものを前提として作られているため、
基本的に、水や衝撃に強いものが多い。
登山などでは頻繁に自撮り棒を取り出したり、三脚を立てて置いたり、
険しい場所ではカメラ本体を腰や肩に装着して、自身の安全を確保しながらも、カメラと共に歩いていく。
当然、茂みの中を歩けば、固い葉や木の枝にカメラが当たったりすることなども頻繁にある。
自然では更に、突然ガスがかかったり、雨が降ってくる場合もあるが
自宅で使うカメラとは違い、これらのアクションカメラは防水性能もあるため
上記の様な衝撃による破損の心配や水没による故障の心配はまずない。
とはいえ、十数万するカメラを雑に扱う事は決してしないが
それでもどういうわけか、ついてはいけない場所に傷がついてしまう事が稀にある。
そう、レンズである。
カメラにおけるレンズの傷は致命的で、せっかくの良い景色もこの傷のせいで映像は台無しになってしまう。
症状としては
・「不自然な光が入る」
・「特定の場所が曇って見える」
・「映像が汚れて見える」
などの症状が常に発生してしまう。
そう、つまりこれはどんなに素晴らしい景色であろうが、
この状態のカメラで撮影した映像は全て使い物にならなくなることを意味している。
多くのアクションカメラはこの時点でメーカーに修理を依頼し
しばらく入院させる必要があり、保証などに入っていなければ、パーツ以外に発生する「修理費」も当然かかってくる。
しかし、「Insta360 X5」においては、このレンズそのものを自分で交換できる仕様。
先日、私もとうとう本体レンズへのダメージを許してしまったので
交換までの過程をレビューしようと思う。

まず交換キットにはレンズの他、以下のようなツールが入っている。

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【Insta360「X5」用レンズ交換セット(ダブルレンズ)の場合】
・交換レンズ×2枚
・レンズグリップツール×1
・レンズブロアー×1個
・レンズクロス×2枚
・クリーニングワイプ(ウェットクロス)×2
・取り外しツール(ヘラ)×1
・レンズブラシ×1
・使い捨て手袋×1
・レンズケース×2
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同梱物としてはこんな感じだが、大事なのは「緑文字」のもの。
(レンズ/グリップツール)
この「グリップツール」というものでレンズ根本のネジを回して旧レンズを外していくというもの。
操作としては単純で
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①グリップツールについている「オレンジマーク」を下部に合わせて上から被せる。
②グリップツールを「左に回す」
③旧レンズが外れる
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これだけで、傷がついたレンズを外れるはずだったのだが
初回に送ってもらったこのグリップツールの不具合なのか、当初レンズが外れず一旦交換作業は中断・・・
近くのInsta360取扱店や、修理専門の電気屋さんにも相談したが、誰も原因がわからず、結局X5を修理に出す羽目に。。。
ただ、修理を出してから次の日にはメーカーから
「直りました。レンズ交換代は結構です」とメールがきた。
お・・以外と早い・・そして無償交換?!
その翌日ぐらいには、新品のレンズがついたX5が届き無事に再会。
付属として、新たな「グリップツール」が入っていた。
なるほど・・やはりこのグリップツールが原因か?!
グリップツールの干渉がしない不具合が発生し、自ら修理へと足を運ばなければならなかったとはいえ
この対応の早さと誠実さには正直感動。
戻ってきたX5は、すでに新品のレンズがついている状態だったが
追加で送っていただいた「グリップツール」が機能するのかを試すために
「壊れたレンズを交換するつもり」で再度同じ工程を踏んでチャレンジ!
結果・・・
今回は干渉してくれた!
正しく干渉して回していくと、このようにレンズ周りの金具が取れる。
oh....こうなる姿を待ってたんだよー😭

丸い金具が外れたあとは、このようなヘラを使って旧レンズを持ち上げて外す。

新品のレンズには吸盤がついているのでレンズに触れずに交換できるのもGOOD!
慎重に持って・・・
本体に乗せる。
旧レンズを外したら、新しいレンズを付けて再度「グリップツール」で
右回しに締めていく。

今回私は使わなかったが、作業中にほこりが入ってしまったら
こういったブロワーで吹き飛ばせる。

汚れが気になる方は、ウェットグロスでしっかり汚れをとった後、乾いてる方のグロスで拭きとって完成。
この一式がレンズ交換セットに全て入っているので安心!

と、レンズ交換の手間はグリップツールさえしっかり回ってくれれば
正直誰でもできるぐらい簡単であった。
激しく使うアクションカメラにはとても安心なセットなので
本体を購入したついでに、レンズ交換セットも1つ持っておくと安心。
不良発覚から交換まで約3日間という短期間で
迅速に対応してくれたInsta360はとても良心的な企業さん!
親切なご対応ありがとうございました!
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【今後のグリップツールの課題】
今回途中で自身でのレンズ交換が中断してしまったグリップツールの問題だが、
ツールが空転してしまう問題はきっとその素材にある。
一応、メーカーにも伝えさせてもらったが、
工場で製品を組み立てる段階で、すでに元々のネジ締めが強すぎると、
先端がプラスチック製のこの「グリップツール」の素材は絞められた金属製のネジに負けてしまうのだ。
金属製のネジを、プラスチック製のドライバーで回してるイメージなので
ネジの締めが強かったら当然ドライバーでは勝てなくなる。
無理に回そうとしたらツールが舐めてしまい、
以降、一度舐めてしまったグリップツールはミゾが削れてしまうため二度と使えなくなる。
プラスチックがゆえに・・
しかも市販の工具では絶対に噛み合わないInsta360独自の形状なので、
ここがメーカー専用ツールでも回らなければ、一体誰が開けられるものか。
この「一生開ける事ができない絶望感」にやられた方は
まじか・・・どうすんのこれ?ときっと思うはずである。
是非共、今後はこのグリップツールの先端が「金属製」になっている事を願いたい。
(※メーカーが作らなければ自分で型をとって金属製のグリップツールを作ろうかと思ってます)
なので、私のように、グリップツールが滑って使い物にならなくなった方は
一度、公式のサポートに連絡してみる事をおすすめする。
一次的にカメラは修理に出して使えなくはなるが、
新品のレンズに交換+新たな「使える」グリップツールを送付いただいたので(私の場合)
諦める前に、まずは行動してみることが大事。
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【Insta360 X5を安心して使うためには】
今回のレンズ修理において、私自身で学んだことは以下の通り、
① 両側のレンズは死ぬ気で守る!
360度カメラ独特の湾曲した形状のレンズは、通常のアクションカメラより傷つきやすいため
必ずレンズプロテクターを装着して撮影する。
※映像の質は落ちるが本体レンズの傷は守られる。
② 撮影以外は必ずゴムカバーをする習慣をつける!
ちょっとこの辺を整えてから撮影しよう・・などといった時
不意にカバーをつけずにカメラを置いてしまう事があると思うが、
いかなる地面であっても「撮影が終わったら必ずカバーをつける!」を徹底する。
移動中も同様、マウントで固定しているからという理由は傷がつかない理由にはならない。
使わない時はどこにいようがゴムカバーを付ける習慣をつけること。
③ しっかり保管する
カメラを使う前、使った後の保管も大事で、
ゴムカバーを付けた状態はもちろん
このようなケースにいれてしっかり保管しておくことが大事。
保管状態がおろそかだと、移動中にすらレンズが傷つく事もあるため
無駄なレンズ交換を避けるためには、正しい使い方と保管方法を徹底する必要がある。
ただ、それでもレンズが傷ついてしまった場合は、
今回ご紹介した「レンズ交換セット」を使って交換できるというぐらいのイメージで良いと思う。
できるだけお金も時間もかけたくなければ、面倒でもこれらの管理は徹底していったほうがいい。
④ レンズが傷ついてしまったら・・
レンズプロテクターも壊れて、中のレンズが傷ついてしまった場合は
市販のレンズ交換キットを使って自分で交換できたらラッキー。
ただ、私のようにキットに同梱されている「グリップツール」が回らない場合は入院確定。
サポートに連絡して、集荷依頼→修理(本体をメーカーに預ける)→レンズ交換完了
といった流れになる。
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というわけでいかがだったでしょう、Insta360 X5のレンズ交換。
これからInsta360 X5を検討している方や、既に使っていてレンズ交換はまだやったことがない方のために
この記事が参考になれば幸いです😊
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■片方のレンズだけ交換したいという場合は↓
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■両方のレンズを交換しなきゃいけないという場合は↓
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■レンズ交換なんてしたくない!
クオリティは2の次!本体レンズは死ぬ気で守る!という場合は↓
↓以下は純正ではないが価格が安い。
樹脂製なのでそうそう割れないメリットもある!
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皆さんも素敵なアウトドアライフを!
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