アウトドア、特にキャンプや登山においては
いくつか「ロープワーク」を知っておくと活動が有利になることがある。
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【そもそも、ロープワークとは何か?】
ロープワークというのは、ロープの素材・強度・構造といった基礎知識はもちろん
用途に応じた選定法、そして様々な「結び方を駆使して、安全かつ確実に荷物を固定」したり、
救助活動を行ったりする一連のスキル。
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キャンプなどのレジャーではもちろん、災害時の防災や、船舶の係留など
アウトドアから日常生活まで幅広く活用できるため、必要なものだけでも覚えておいて損はない。
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今回は、個人的にキャンプで使えるロープワークを以下6つほどご紹介!
① もやい結び
② 引き解け結び
③ 自在結び
④ ハングマンズノット
⑤ スネークノット
⑥ 棒結び
※他にも面白いロープワークは沢山ありますが、今回は私が良く使うものを6個厳選!
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❗結び方は以下の動画にて非常にわかりやすく解説していますので
テキストと併せてご覧ください。
📌【使えるロープワーク6選!】
(YouTube動画あります❗↓)
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📌もやい結び(別名ボーラインノット)

結び目を締めても輪の大きさが変わらなく、荷重がかかった場合でも比較的簡単にほどける
「キング・オブ・ノット(結びの王様)」の異名をもつ強力かつ簡単なロープワーク。
キャンプではタープの張り綱やテントのガイロープを固定する時に便利。
ポイントは、6を作って下・下・上(※動画参照)
ちなみに、もやい結びという名前の由来は
船を岸の杭や、錨にロープで繋ぎ止める「舫う(もやう)」という言葉が語源。
英語では、Bowline(ボーライン)となるので、こちらもやはり「船首のロープ」という意味。
※船を止められるぐらい強い結びという事。
今テントについているガイロープの結び目が適当になっている方は
こちらの「もやい結び」に付け替えると強度が上がる。
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📌引き解け結び(別名シベリアンヒッチ)

引けば解ける結び方のため、きつく縛った場合でも
飛び出た先端を引くだけで簡単にロープをほどく事ができる便利なロープワーク。
対象に応じて輪の大きさが変えられるため、キャンプでは薪を束ねる時に便利。
ポイントは、川・左折・おばけ(※動画参照)
ちなみに、引き解け結びの別名「シベリアンヒッチ」という名前の由来は
「シベリア」のような極寒地で厚手の手袋をしたままでも簡単に結べる結び方という事が語源。
ロープが凍るような寒冷地でも扱いやすい結び方として親しまれているので一度覚えてしまうと、汎用性はかなり高い。
キャンプでは長めのロープが一本あれば中途半端に残った薪なんかも一つにまとめて保管できる。
対象物の直径に合わせて輪の大きさが可変するので何かと使い勝手が良い。
ただ強度はそこまで強くはないので、あくまですぐにほどく前提のロープワーク。
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📌自在結び(別名トートラインヒッチ)

自在金具などの道具がなくてもロープの張りを調節できる可動式のロープワーク。
結んだあともロープの長さを変えられるため、
木と木の間に張るリッジラインの他、
テント内に吊るすハンガーロープなどもパラコード一本で実現できる。
ポイントは、4回結ぶ(※動画参照)
ちなみに、「自在結び」は別名「トートライン・ヒッチ(Taut-line hitch)」。
その名の通り、Taut(張り詰めた)ラインヒッチはロープの結び目。
つまり、「張り綱を調整する結び目」という意味。
非常に使い勝手がいいロープワークだが、
強い衝撃で緩んだり、ロープの素材によっては滑る事もあるので
正直、自在金具がある場合は金具を使った方が楽で強度も上。
あくまで道具が何もない状態でロープにテンションをかけたい場合の
ロープワークなので、イキって無理に使う必要はない。
ただ、どこでもピンとロープを張れるので
一度覚えるとついつい結びたくなってしまう面白さがある。
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📌ハングマンズノット(別名ブリンソンノット)

強く引くと輪が締まり、荷重がかかるほど固定される結び方で
コイル部分の摩擦が大きく、ずれにくい特徴がある。
完成後の見た目は装飾的で、非常に美しい反面、一度締まりこむと解くのは困難。
釣りではルアーを結ぶ際にも使われるロープワーク。
ポイントは、先端長め・2・∞(※動画参照)
ちなみに、「ハングマンズノット」(Hangman’s Knot)は
別名ブリンソンノットなんて言われてるが、人名なのか地名なのかブリンソンの由来は不明。
また、結び目を見ただけでお察しいただけると思うが
元々は「処刑用」として使われていた歴史を持つ特殊な結び方。
キャンプでは、もやい結びなんかと比べるとちょっと手数が多いので面倒だが
コイルの数が摩擦の塊なので巻けば巻くほど強度もあがり、見た目もキレイになるという特徴がある。
装飾の意味も兼ねて、覚えておくとガイロープの結び目が「おっとこ前」になる。
ただ、荷重がかかるほど締まり込み、非常に解きにくくなるので、後で外す事は考えない方が良い。
いわゆる決め打ち用のロープワーク。
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📌スネークノット(別名つゆ結び)

ナイフや斧などのワンポイントアクセサリーに使える見た目も美しいロープワーク。
強度もあり、一度完成するとほどける事なく握りやすくなる。
愛用しているキャンプギアなどに、自分の好きなパラコードを装飾できるようになる。
ポイントは、L・t・t・Q(※動画参照)
ちなみに、「スネークノット」という名前の由来は
結び目の見た目がヘビの体のように連続して見えるというのが語源。
つゆ結びも同様、朝露(つゆ)のしずくのように丸く連なって見えることから
その名が付いている。
基本は左右交互の繰り返しなので覚えやすく
しっかり締めれば安定性が高いのでキャンプギアや登山アイテムなどのワンポイントに
覚えておくとギアの管理も愉しくなる。
自分の気に入ったパラコードを探して、愛用のギアを装飾するには最高のロープワーク。
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📌棒結び

登山ロープやガイロープ等を仮収納できるロープワーク。
先端を引くだけでスルスルとほどけるため、テント収納時にこれをやっておくと次回設営が楽になる。
また中途半端に残ったパラコードなんかを綺麗にまとめて保管できるため見栄えも良くなる。
棒状にまとめる結び方から「棒結び」と呼ばれている。
ポイントは、巻くロープは長めにとる(※動画参照)
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というわけで、今回は6つのロープワークをご紹介させていただきました。
自分もキャンプインストラクターとして、後世に知識や技術を継承する立場にあるので
まずは自分が理解してる技術をしっかりアウトプットする活動から初めてみようと思い
こういったコンテンツを作るに至りました。
また、ロープワークの基本的な結び方は昔から変わりません。
新技術や流行りなどはあるかもしれませんが、その効果は誰が結んでも同じもので、色褪せる事はありません。
そしてそれはいつ覚えたっていいのです。
ただ、私は迷惑な「教え魔おじさん」にはなりたくないので
正直、ロープワークなどひとつも知らなくて全然良いと思っています。
極端ですが😅
キャンプなどの遊びでは、結びが適当であっても、安全で愉しければそれでいいのです。
せっかくの愉しいキャンプで、妙な技術マウントや、興味もない知識をひけらかす事で、
その場が愉しくなるとは思えないからです。
ただ、知ってると愉しかったり役に立つこともあるので、
私は「聞いてくれれば教えまっせ!」ぐらいのスタンスでやってます。
なのでこの動画で皆さんもこっそり覚えて、いつの間にかできるようになっていればいいなと思っています。
いつか教え魔おじさんに遭遇したときは「そんなドヤ顔でいう事かい?」
とササっと結べる姿を見せてやってください😁
📌【使えるロープワーク6選!】
(YouTube動画あります❗↓)
皆さんも素敵なアウトドアライフを!
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